韓国語助動詞「-가다」「-오다」は、話し手や話し相手の位置関係によって使い分けが必要です。本記事では、その使い方について解説します。どのような状況でどちらを使うべきかを理解し、韓国語の表現力を高めてみましょう。
目次
「-가다」の使い方について
主に動詞の後ろに付いて「‐아/어/여 가다」の形で、話し手又は話し手が決める基準から離れていきながら前の言葉が意味する行動や状態が続くことを表します。日本語で「~ていく」と訳すことができます。
方向性を表す
해가 저물어 갔다. / 日が沈んでいった。
거기 짐을 가져 가. / そこの荷物持って行って。
動作の継続を表す
너무 더워서인지 꽃이 시들어 간다. / 暑すぎるせいか花が枯れていく。
일본에 온 지 20년이 다 돼 가요. / 日本に来てもうすぐ20年になります(なっていきます)。
韓国語助動詞⑤「‐달다」と「‐주다」「‐드리다」の使い方と違いについて解説
韓国語の助動詞「‐달다」と「‐주다」「‐드리다」の使い方と違いについて解説します。「‐달다」と「‐주다」両助動詞は「~てくれる」という意味で用いられますが、その使…
「-오다」の使い方について
主に動詞の後ろに付いて「-아/어/여 오다」の形で、前の言葉の意味する行動・状態が話し手又は話し手が決める基準点に近づいてきながら継続することを表します。日本語で「~てくる」と訳すことができます。
方向を表す
돌아올때 술 한 병 사 와. / 来るときお酒一本買ってきてね。
소문을 듣고 많은 사람이 찾아 왔습니다. / 噂を聞いて多くの人が訪ねてきました。
動作の継続を表す
오늘까지 정말 잘 견뎌 왔다고 생각한다. / 今まで本当によく耐えてきたと思う。
이 회사에서 20년 동안 정말 열심히 일해 왔다. / この会社で20年間本当に一所懸命働いてきた。
まとめ
ここでは韓国語助動詞「-가다」「-오다」の使い方について解説しました。前の言葉の意味する行動・状態が話し手又は話し手が決める基準点に近づきながら継続する場合は「-오다」、離れていきながら継続する場合は「-가다」使います。