ここでは、文と文をつなぐ重要な役割を持つ連結語尾「-ㄹ/을 수록」の使い方について豊富な例文を用いて解説しています。この記事を読むことで仮定を表す連結語尾「-ㄹ/을 수록」の正しい使い方を学び、表現力アップに繋げましょう。
「-ㄹ/을 수록」の使い方
前の事柄が表す程度がひどくなると、それに影響して「~ほど」の意味があります。
接続
終声(パッチム)のない用言の語幹 + ㄹ 수록
終声(パッチム)のある用言の語幹 + 을 수록
終声(パッチム)が「ㄹ」の動詞の語幹+ㄹ 수록
「이다」の語幹 + ㄹ 수록
-시/으시 + ㄹ 수록
例文
名詞+「이다」の語幹 + ㄹ 수록の形で
①집세는 역에서 가까운 곳일수록 비쌉니다.
家賃は駅から近い(ところ)ほど高いです。
②영상을 적게 보는 어린이일수록 인지 능력이 좋다고 한다.
画像を少なく見る子供ほど認知能力が良いという。
「用言の語幹+면/으면+用言の語幹+ㄹ/을 수록」の形で
「用言の語幹+면/으면+用言の語幹+ㄹ/을 수록」の形で用いることができます。
*「면/으면」と「ㄹ/을 수록」の前の用言は同じ用言を用います。
*ただ、「공부하다」「운동하다」など「名詞+하다」でできた動詞は後ろの用言、つまり「-ㄹ/을 수록」の前の用言は「하다」のみを使う場合が多いです。
(「생각하면 할수록」例文⑥を参照)
*動詞の場合「~すればするほど~」
形容詞の場合「~ければ~ほど」
形容動詞の場合「~であれば~なほど」と訳すことができます。
③돈은 많으면 많을수록 좋다.
お金が多ければ多いほどいい。
④한국문화는 알면 알수록 재미있습니다.
韓国文化は知れば知るほど面白いです。
⑤싸면 쌀수록 좋다.
安ければ安いほどいい。
⑥그의 그말을 생각하면 할수록 화가 난다.
彼のその言葉を考えれば考えるほど腹が立つ。
「用言の語幹+-ㄹ/을 수록」の形で
「用言の語幹+면/으면+用言の語幹+ㄹ/을 수록」の形の「用言の語幹+면/으면」の部分を省略して、「用言の語幹+ㄹ/을 수록」の部分のみを使うこともできます。
⑦이것은 씹을수록 맛이 난다.
これは噛むほど味がでる。
⑧유치원은 집에서 가까울수록 좋습니다.
幼稚園は家から近いほどいいです。
⑨운동할수록 체력이 좋아지는 것을 느낀다.
運動するほど体力がついてくるのを感じる。
まとめ
ここでは、文と文をつなぐ重要な役割を持っている連結語尾「-ㄹ/을 수록」の使い方について豊富な例文を用いて解説しました。例文・解説をしっかり読み、仮定を表す連結語尾「-ㄹ/을 수록」の正しい使い方を学び、表現力アップに繋げましょう。