韓国語で「干渉する」とはどう表現するのか?「간섭하다」「참견하다」など4つの表現を詳しく解説します。それぞれの意味や使い方の違いを理解することで韓国語で「干渉する」の表現を自在に操ることができるようになります。この記事を読むことで韓国語でのコミュニケーションを自信をもってとれるようになります。
「構う」意味の「상관하다」
「상관하다」は自分と関係のない人の事に干渉したり、気をつかうことを表します。日本語では「干渉する」「かまう」「かかわる」と訳すことができます。
내 일에 상관하지 마. / 私の事に構わないで。
그 사람 나름대로의 생각이 있을 테니까 상관하지 않는 게 좋아요. / 彼なりの考えがあるだろうから構わない方がいいです。
내가 상관할 바가 아니다. / 私と関係のないことだ。
「割り込む」意味の「끼어들다」
「끼어들다」は人の事に干渉したり口出しすることを表します。日本語では「口をはさむ」「干渉する」と訳すことができます。
옆에서 남의 말에 끼여들다. / 横から人の話に割り込む。
대화에 끼여들다. / 会話に割り込む。
「干渉する」意味の「간섭하다」
「간섭하다」は直接関係のない人の事に不当に口出しすることを表します。日本語では「干渉する」と訳すことができます。
남의 일에 이래라 저래라 간섭하지 마. / 人の事にああしろこうしろと干渉しないで。
다른 사람의 사생활에 간섭하는 것은 좋지 못한 일이다. / 他人に私生活に干渉するのは良くないことだ。
그의 일에 간섭하거나 방해하는 사람은 없었다. / 彼の事に干渉したり邪魔する人はいなかった。
「口出しする」意味の「참견하다」
「참견하다」は自分とあまり関係のないことや会話などに割り込んで余計に知ったかぶりをしたりああだこうだと言ったりすることを言います。日本語では「おせっかいする」「口出しする」「でしゃばる」などと訳すことができます。
남의 일에 참견하기 좋아한다. / 人の事に口を出すのが好きだ。
저는 더 이상 그 일에 참견할 마음이 없습니다. / 私はこれ以上そのことに口出しする気はありません。
이건 제가 참견할 일이 아닌 것 같습니다. / これは私が口出しすることではないようです。
「상관하다」「끼어들다」「간섭하다」「참견하다」の違い
「간섭하다」と「참견하다」の違い
「간섭하다」は直接関係のない人の事に不当に口出しすることを表し、「참견하다」は自分とあまり関係のないことや会話などに割り込んで余計に知ったかぶりをしたりああだこうだと言ったりすることをいいます。意味が似ていて大きな差を感じられないので例文から見てみましょう。
「간섭하다」も「참견하다」も何かの事に首を突っ込むような意味合いがあり置き換えできる場合が多いですが、二人の会話に突然割り込む時は基本「참견하다」を、目上の人から何か言われた時は基本「간섭하다」を使った方が適切です。また、「간섭하다」は強引に介入し、相手に影響を与えようとするといったニュアンスがありますが、「참견하다」は影響力の云々よりただ他人の事に割り込むというニュアンスが強いです。
では、次の例文を見てみましょう。
その他「끼어들다」と「상관하다」
「끼어들다」は「참견하다」と同じ、一方的に何かに事首を突っ込むような意味合いががあります。「끼어들다」は「割り込む」の意味、「참견하다」は「口出しする」と言う意味でニュアンスは違うもののほとんど置き換えることができます。
「상관하다」は意味的にも自分と関係のない人の事に干渉するだけではなく、「気をつかうこと」も含まれていて、「끼어들다」「간섭하다」「참견하다」のように一方的な干渉ではなく、相手の事を気にするようなニュアンスがあります。
干渉の意味がある慣用句 ➡ 「오지랖이 넓다」
「오지랖이 넓다」は余計に何事にも口をはさむ面があるという事を表します。日本語では「でしゃばる」「差し出がましい」「何事につけ干渉する」と訳すことができます。
남의 집 일에 오지랖 넓게 굴지 마. / 人の家の事に口出しするなよ。
그 사람은 오지랖이 넓은 게 흠이야. / その人はおせっかいなのが欠点だ。
まとめ
ここでは、「干渉する」の意味の韓国語「상관하다」「끼어들다」「간섭하다」「참견하다」についてそれぞれの意味や使い方の違いを解説しました。単語本来の意味をしっかり把握し、比較の部分の例文と説明を読めば違いが理解できるでしょう。また、理解だけではなく積極的に会話のなかで使ってみましょう。