「何」は日常生活の中でよく使う言葉です。いろいろな場面で使われる「何」ですが、韓国語では場面によって使う単語が違ってきます。ここでは「何」に訳される韓国語「무엇 / 뭣 / 무어 / 뭐」「몇」「아무」「무슨」を解説します。
무엇
「무엇」とその略語の持つ意味
무엇 | 무엇の略語뭣 | 무엇の略語 무어 | 무어 の略語뭐 | |
「何」の意味 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
「何か」の意味 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
「~보다」の形で | 〇 | 〇 | × | × |
「何」の意味の「무엇」
知らない事実や対象を聞く時、その事実や対象を指す時用います。「무엇」と同じ意味の「뭣」「무어」「뭐」も使えます。
이렇게까지 해서 얻는 것이 무엇(뭣)입니까? / ここまでして得るものは何ですか?
이게 무업니까(뭡니까)? / これは何ですか?
무엇(뭣)을 듣고 싶어요? / 何が聞きたいですか?
저녁에 무얼(뭘) 먹을까? / 夕飯に何を食べようか?
「何か」の意味の「무엇」
叙述文において確実ではない事・対象を指す時用います。「무엇」と同じ意味の「뭣」「무어」「뭐」も使えます。
무엇(뭣)을 말하려고 하다가 결국 아무말 없이 가버렸어요. / 何かを言おうとして結局何も言わずに行ってしましました。
무얼(뭘) 찾는 것 같았어요. / 何かを探しているようでした。
무엇(뭣)이라도 좀 먹어 . / 何でもいいから食べなさい。
무어(뭐)라도 좋으니까 말 좀 해라. / 何でもいいから言ってみて。
「何より」の「무엇보다」
「무엇보다」 の形で他の何かを指す時用います。 「무엇보다」と同じ意味の「뭣보다」も使えます。
부부에게 무엇(뭣)보다 중요한 것은 믿음이다. / 夫婦にとって何より大切なのは信頼だ。
그는 무엇(뭣)보다 건강을 먼저 챙기는 것 같다. / 彼は何より健康を第一に気遣うようだ。
몇
名詞の前でははっきりしない数量やいくらかの数量を漠然と表す時用います。日本語で「何」「幾」と訳すことができます。
맥주 몇 병 마셨어요? / ビール何本飲みましたか?
오늘 몇 사람 와요? / 今日何人来ますか?
사과 몇 개 살래? / リンゴ何個買う?
아무
後の来る「않다」「없다」「못하다」等の否定的な言葉と一緒に使われ,全面否定を表す。
아무 말도 하지 않았다. / 何も言わなかった。
넌 아무 잘못도 없어. / 君は何も悪くない。
이거 아무 소용도 없네. / これ何の役にも立たないね。
아무 의미도 없는 단어예요. / 何の意味もない単語です。
무슨
「なんの」の意味の「무슨」
何かわからない事・対象等を聞く時用います。日本語で「何」「なんの」「どういう」と訳すことができます。
이게 무슨 냄새예요? / これ何の匂いですか?
무슨 일이지? / 何事?
이게 무슨 짓이야? / 何をしやがるの!
不満を強調する「무슨」
予想外の不満を強調する時に用います。
무슨 말씀을 하시고 계시는 겁니까? / 何をおっしゃっているのですか。
무슨 맛이 이래? / 何、この味!
무슨 설명이 그래? / 何、その説明!
まとめ
ここでは「何」の韓国語「무엇/뭣/무어/뭐」「몇」「아무」「무슨」を解説しました。いかがでしたか。日本語の「何」は韓国語には何個もあり、場面によって使い分けています。日本語に直訳できないものもありますので、ニュアンスを把握した上、日本語らしく訳しましょう。