アニョハセヨ! 韓国語の「저 / 나」は後ろに「は、が、の、と、も、だけ、に」などの助詞が来るとき「저 / 나」が変化する場合があります。その表現をまとめたので一緒に勉強していきましょう。
韓国語の2つの私「저 と 나」
2つの意味を持つ「저」
一つは「나」の謙譲語で、「わたくし」「私」の意味があります。
もう一つは「나」のへりくだった言葉で「自分」、「自身」の意味があります。
저보고 말한 것도 아닌데 민감하게… / 自分に言ったのでもないのに過剰に…
내가 저 보고 화를 낸줄 알고 많이 걱정했나 봐 / 私が自分のことを怒ったと思って随分心配したようだよ
2つの意味を持つ「나」
一つは「わたくし」、「私」、「僕」、「俺」の意味があります。
もう一つは「己」、「我」、「自分」の意味があります。
저と나は後ろに助詞が来る時
「私が」韓国語例文
제가 보낼겁니다
私が送ります
제가 책임자입니다.
私が責任者です
이번에는 내가 간다.
今回は私が行く
「私の」韓国語例文
제 친구 민지예요.
私の友達ミンジさんです。
내 집이 제일이다.
自分の家が一番だ。
나의 휴대폰.
私の携帯電話。
「제」は「저의」の縮約形で、「내」は「나의」の縮約形です。会話で使うことができます。
「私は」韓国語例文
저는 차보다 커피를 더 좋아합니다.
私はお茶よりコーヒーのほうがもっと好きです。
난 괜찮아.
私は大丈夫だよ。
나는 직장인이다.
私は会社員だ。
「난」は「나는」の縮約形で、「전」は「저는」の縮約形です。会話で使うことができます。
「私を」韓国語例文
저를 믿어 주세요.
私を信じてください。
나를 잊지 마.
私を忘れないで。
날 좀 봐.
私を見て。
「날」は「나를」の縮約形で、「절」は「저를」の縮約形です。会話で使うことができます。
「私と」韓国語例文
「と」は韓国語で「와/과」以外に「랑/이랑」「하고」がありますが、「저/나」の後ろに来ると「저랑 / 나랑」「저하고 / 나하고」になります。「저와」は会話でも使いますが、よく書き言葉として用い、「저랑」と「저하고」は会話でよく使います。
저와 같은 이름이네요.
私と同じ名前ですね。
내일 나와 가자.
明日私と行こう。
나와 너
私と君
「私も」韓国語例文
저도 이러고 싶지 않았습니다.
私もこうしたくなったです。
나도 여잔데…
私の女なのに…
나도 가고싶다.
私も行きたい。
「私だけ」韓国語例文
저만 몰랐어요!
私だけ知らなかったです!
나만 믿고 따라와.
私(だけ)を信じてついてきて。
*「나를」ではなく「나」に限定の意味のある「만」を付けて나만を使っていますが、「ほかの事は心配しないで私さえ信じて付いてくればいいんだよ」の意味を表しています。
결국 나만 바보가 됐네
直訳:結局私だけ馬鹿になったね
意訳:結局私だけ馬鹿みたいに
「私に」韓国語例文
제게 왜 이러세요?
なんで私にこんなことを(するのですか)!
이건 그 사람이 나에게 준 기회다.
これはその人が私にくれたチャンスだ。
나에게 한 말 잊지 마!
私に言った言葉忘れないで!
「제게」は「저에게」の縮約形で、「내게」は「나에게」の縮約形です。会話で使うことができます。ここの「게」は「에게」の縮約形です。
まとめ
「저/나」の後ろに「は、が、の、と、も、だけ、に」などの助詞が来るとき「저/나」が変化する場合がありますので、その意味、使い方等について説明を行いました。
*「저」は謙譲語なので「저」を使用する際文末も丁寧な言葉で
*「나」は対等な関係・目下に向かって言う「わたし」なので、「나」を使用する際文末はタメ言葉で
結びつけた方がいいでしょう。ドラマ、日常生活でよく出てくる例文を挙げていますが、中には直訳できないものもありますので、訳しに注意しましょう。