韓国語で「~について」は何て言う?「~에 관하여」「~에 대하여」の違いについて

ここでは韓国語で「~について」の意味を持つ「~에 관하여」と「~에 대하여」のそれぞれの使い方を解説します。また、それぞれの言葉がもつ微妙なニュアンスの違いと表現の違いについても詳しく解説します。

目次

「~に関して」の意味の「~에 관하여」

「~에 관하여」は話したり考えたりする対象とすることに用います。「~에 관해」は「~에 관하여」の略語です。「~에 관한 + 名詞」の形でもよく使われます。

여성의 사회적 지위에 관한 이야기를 했습니다. / 女性の社会的地位に関する話をしました。

오늘 아침에 대설관한 긴급발표가 있었습니다. / 今朝大雪に関する緊急発表がありました。

신종 코로나 바이러스관한 문의는 어디로 하면 됩니까? /新型コロナに関する問い合わせはどこへすればいいですか?

「~に対して」の意味の「~에 대하여」

「~에 대하여」は何かを対象や相手とすることに用います。 「~에 대해」は「~에 대하여 」の略語です。「~에 대한 + 名詞」の形でもよく使われます。

젊은이들이 자기 가족에 대해 어떻게 생각하는지 알고 싶다. / 若者が自分の家族に対してどのような思いを抱えているか知りたい。

장래에 대한 불안감이 커져 가는 것 같다. / 将来に対する不安感が高まっているようだ。

아이에 대한 지니친 관심은 아이를 힘들게 한답니다. / 子供に対する過度な関心は子供を苦しめるそうです。

「~에 관하여」と「~에 대하여」の違い

「~ 관하여」は話したり考えたりする対象とすることに用い、その対象を中心にそれと関連している、関りを持っている事物を取り上げる意味合いがあります。反面、「~ 대하여」は何かを対象や相手とすることに用い、「대하다」の向かい合う意味から対象となる何かをピンポイントで取り上げている意味合いがあります。

子供に対する過度な関心は子供を苦しめるそうです。
아이에 대한 지니친 관심은 아이를 힘들게 한답니다.(〇)
아이에 관한 지니친 관심은 아이를 힘들게 한답니다.(×)
理由
①「지니친 관심」は「話し・考え」ではないので 「~에 관한」 より、「~에 대한」が適切です。
②「지니친 관심」の対象は「子供を中心に、それとかかわりを持つ何か」ではなく、「子供」です。つまり「子供」をピンポイントで取り上げている意味合いがあるので「~에 관한」より「~에 대한」が適切です。

女性の社会的地位に関する(対する)話をしました。
여성의 사회적 지위 관한 이야기를 했습니다.(〇)
여성의 사회적 지위 대한 이야기를 했습니다.(〇)

二つの表現両方とも可能です。ただニュアンスは違います。 「~ 관하여」を使った場合、対象の「女性の社会的地位」を中心に、それと関連する事物を取り上げるという意味合いがあります。反面「~ 대하여」を使った場合は、対象の「女性の社会的地位」をピンポイントで取り上げるという意味合いがあります。

このように「~에 관하여」の対象は「話、考え」の対象と限定されているものの、それを中心に関連する事物を取り上げ、「~에 대하여」は対象は限定されていないものの、その対象のみを取り上げるといった違いがあります。

まとめ

「~에 관하여」と「~에 대하여」は置き換えできる場合が多く使いやすそうで、使い間違えると違和感を感じさせる表現だと思いますので、使い間違う事のないように解説をしっかり読んで正しく使えるようにしましょう。

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