韓国語助動詞「‐놓다」と「‐두다」は、どちらも「~ておく」と訳されますが、微妙なニュアンスの違いがあります。この記事では、両助動詞の使い方と違いについて詳しく解説し、実例を交えて解説します。韓国語初心者から中級者まで必見の内容です。
「‐놓다」
動詞の後ろに付いて「-아/어/여 놓다」の形で、前の言葉の意味する行動を終えて、その結果を維持することを表します。日本語で「~ておく」と訳すことができます。
어젯밤은 더워서 창문을 열어 놓고 잤다. / 夕べは暑くて窓を開けておいて寝た。
저녁을 차려 놓고 나오느라고 좀 늦었다. / 夕食の支度をしておいて出てきたのでちょっと遅れた。
내일 사용할 서류는 미리 준비해 놓으세요. / 明日使う書類を前もって準備しておいてください。
나는 언제나 불을 켜 놓고 잔다. / 私はいつも電気をつけておいて寝る。
「‐두다」
動詞の後ろに付いて「-아/어/여두다 」の形で、前の言葉の意味する行動を終えて、その結果を維持することを表します。日本語で「~ておく」と訳すことができます。
이건 알아 두면 좋은 지식,흥미로운 이야기를 다룬 책입니다. / これは知っておくといい知識、興味深い話を扱った本です。
시간이 있을 때 많이 배워 두는 게 좋아요. / 時間のある時沢山勉強しておいた方がいいです。
이런 건 할인할 때 많이 사 두는 게 좋아. / こういうのはセールの時にたくさん買っておいた方がいいよ。
부탁인데 절 좀 내버려 두세요. / お願いだから、私をほっておいてください。
「-아/어/여놓다」「-아/어/여두다 」の違い
「-아/어/여놓다」「-아/어/여두다 」両方とも前の言葉の意味する行動を終えて、その結果を維持することを表し、両方とも日本語で「~ておく」と訳します。では、二つの違いは何でしょうか?
違い
①「-아/어/여두다 」は「-아/어/여놓다」より状態保存の時間が長いことを表します。
②「-아/어/여두다 」は前の言葉の意味する行動を終えて、その結果を維持することを表しますが、主にその行動が他のことにあらかじめ備えるためであることを表します。
まとめ
ここでは、韓国語助動詞「‐놓다」と「‐두다」の使い方、違いについて解説しました。両方とも「-아/어/여 」の後ろに付いて「~ておく」と訳され、似ていますがニュアンスは違う助動詞です。使い間違う事のないように解説・例文をしっかり読んでおきましょう。