「‐하다」という韓国語の助動詞には、「理由・根拠」と「習慣・反復」等色々な意味があります。本記事では、「‐고 해서」「‐ 고 하여 」「‐고 하니」による「理由・根拠」の表現や、「‐고는 하다」「‐ 곤 하다 」による「習慣・反復」の表現について、具体的な例文を交えて解説します。この記事を読んで、あなたも「‐하다」の使い方をマスターして韓国語表現の幅をひろげましょう。
「‐하다」の使い方
理由・根拠を表す
動詞の後ろに付いて「‐고 해서」「‐ 고 하여 」「‐고 하니」の形で、前の言葉の事実が後ろの言葉の理由・根拠になることを表します。「~ということで」「~と言うこともあって」と言う意味です。
메슥거리기도 하고 해서 오늘은 야채 죽을 써 먹었다. / むかむかしたりして今日は野菜粥を作って食べた。
잠도 안 오고 해서 일어나 밑반찬을 몇 가지 만들었다. / 眠れなくて起きておかずを幾つか作った。
간만에 외출했다가 눈도 오고 해서 금방 돌아왔다. / 久しぶりに外出したが雪が降ってきたのですぐ帰ってきた。
아까 과자도 먹고 커피도 마시고 하여 아직 저녁 생각이 없네. / さっきお菓子を食べてコーヒーを飲んだりしてまだ夕飯食べる気がしないなあ。
비가 오고 하니 막걸리에 김치전이나 부쳐 먹을까? / 雨が降っているからマッコリにキムチチジミでも作って食べよう。
「‐고 해서」「‐ 고 하여 」「‐고 하니」の違い
*「‐ 고 하여 」は「‐고 해서」より硬い言い方です。
*「‐고 하니」の後ろには勧誘の表現が来ることができますが、「‐고 해서」「‐ 고 하여 」の後ろには勧誘の表現が来ることができません。
習慣・反復を表す
動詞の後ろに付いて「‐고는 하다」「‐ 곤 하다 」の形で、前の言葉が意味する行動を習慣のようにしたり、前の言葉が意味する状況が繰り返し行われることを表します。「‐ 곤 하다 」は「‐고는 하다」の縮約形です。
옛날에는 주말이면 가족들과 함께 자주 외출하고는 했어요. / 昔は週末には家族と一緒によく出掛けたりしました。
젊었을 때는 자주 밤늦게까지 일하곤 했다. / 若い時は夜遅くまで仕事したりした。
우울할 떄 여기에 오곤 한다. / 憂鬱な時ここに来たりする。
まとめ
韓国語助動詞「‐하다」について詳しく解説しました。ここでは助動詞「‐하다」の数多い表現の中で、主に理由根拠を表す「‐고 해서」「‐ 고 하여 」「‐고 하니」、習慣・反復を表す「‐고는 하다」「‐ 곤 하다 」の意味・使い方・注意点等を例文を交えて詳しく解説しました。特に日本語にない表現は例文を交えて詳しく解説していますので、よく読んで使いこなせるようにしましょう。