ここでは、文と文をつなぐ重要な役割を持っている連結語尾「-자」「-자마자」の使い方と違いなどについて豊富な例文を用いて解説しています。この記事を読むことで仮定を表す連結語尾「-자」「-자마자」の正しい使い方を学び、表現力アップに繋げましょう。
「-자」の使い方
「~(し)ようと」の意味
終声の有無に関係なく動詞の語幹に「-자」が付きます。
よく後ろに「하다」がきて、「~자 하다」の形で話す人がある目的や意図、希望などを持っていることを表す連結語尾です。
이 구두 계속 신자 하니 발이 불편하고 버리자 하니 아깝고 어떡하지?
この靴続けて履こうとすると足が窮屈だし、捨てようとするともったいないしどうしよう?
사랑한다고 고백하자 하니 거절당할까 두려웠다.
好きだと告白しようとすると、断られるのではないかと怖くなった。
그 일은 잊자 해도 잊혀지지 않는다.
その子の事は忘れようとしても忘れられない。
「~やいなや」の意味
終声の有無に関係なく動詞の語幹に「-자」が付きます。
一つの動作が終わると同時に他の動作、事柄が続いて起こることを表す連結語尾です。
교실을 나오자 그가 교실 앞에서 기다리고 있었다.
教室を出ると、彼は教室の前で待っていた。
회사를 나서자 갑자기 비가 퍼부었다. 会社を出ると、急に雨が降り出した。
그는 나를 보자 눈물을 흘렸다.
彼は私を見ると涙を流した。
「~と」の意味
終声の有無に関係なく一部の動詞の語幹に「-자」が付きます。
前文の事柄が後文の事柄の原因や動機になるという意を表す連結語尾です。
용돈을 주자 너무 좋아했어요.
お小遣いをあげたらとても喜んだ。
바람이 불자 눈보라처럼 흩날리는 꽃보라가 넘 예뻤습니다.
風が吹くと吹雪のように舞い散る花吹雪がとてもきれいでした。
면접 시간이 가까워지자 초조함이 밀려왔다.
面接の時間が近づくにつれて焦りが押し寄せてきた。
「~と同時に」の意味
「이다」の語幹に「-자」が付きます。
とある資格と同格の他の資格があることを表す連結語尾です。
그는 작곡가이자 피아니스트이다.
彼は作曲家でありピアニストだ。
처음이자 마지막으로 하는부탁입니다.
最初で最後のお願いです。
「~たところで」の意味
「-아/어/여」の後ろに付いて、「-아/어/여 보았자」の形で用います。
前文のある動作や状態が実現しても後ろの状態に影響を及ぼすことないことを表す連結語尾です。
지금 와서 이야기해 봤자 아무 소용이 없어요.
今になって話したところで何の役にも立ちません。
아무리 공부하라고 잔소리하고 야단쳐 봤자 조금도 할 기색이 없다.
いくら勉強しなさいと小言言って叱ったところで少しもやる気配がない。
아무리 애써봤자 결과는 바뀌지 않는다.
いくら頑張っても結果は変わらない。
「-자마자」の使い方
動作の語幹や「시/으시」の後ろに「-자마자」が付きます。
前の動作が行われると同時に後ろの動作が行われることを表す連結語尾です。
전화를 받자마자 뛰어나갔다.
電話を受けるやいなや飛び出した。
나를 보자마자 화를 내서 깜짝 놀랐다.
私を見たとたん起こってびっくりした。
어제는 집에 돌아가자마자 잤어요.
昨日はおうちに帰ったとたん寝ました。
「-자 」と「-자마자」の違い
前の動作が行われ、次の動作が行われるまでの時間が「-자 」のほうが「-자마자」より時間的に幅がある。
まとめ
ここでは、文と文をつなぐ重要な役割を持っている連結語尾「-자 」と「-자마자」の使い方と違い等について豊富な例文を用いて解説しました。例文・解説をしっかり読み、仮定を表す連結語尾「-자 」と「-자마자」の正しい使い方を学び、表現力アップに繋げましょう。