推測・予測の意味を表す「~ようだ/みたい/そうだ」 は韓国語で「것 같다」を使って表現しますが、「것 같다」は前に来る動詞の時制により接続方法、意味が変わってきます。意味がどのように変わるのか具体的にみて見ましょう。
「~してるようだ/しているみたいだ」の意味の「動詞語幹+는 것같다」
例えば、部屋の中にいて外の様子はよく見えないが雨音が聞こえてきたら「あら、雨が降っているみたいだね」といいますよね?
雨が降っているみたい。➡ 비가 오는 것 같다
ここで日本語は「降っている」と動詞の現在進行形を使っています。韓国語も同じです。
韓国語は現在の様子,習慣的なことを推測する時は「動詞の語幹+는 것같다」の形を用います。
接続
動詞の語幹のパッチムの有無に関係なく「動詞の語幹+ 는 것같다」の形を用います。
例文
우리 애는 이걸 제일 잘 먹는 것 같다 /うちの子はこれを一番よく食べるようです(ような気がします)
*ここでは習慣的な事を言っているので「는 것 같다 」を使っています。
유진이 지금 자는 것 같은데, 깨울까요? / ユジンちゃんは今寝ているようですが、起こしますか?
*ここでは動作の進行を表しているので「는 것 같다 」を使っています。
「~したようだ」の意味の「動詞語幹+ㄴ/은 것 같다」
例えば、朝起きてみたら地面が濡れています。それを見て「あら、夕べ雨降ったみたいね」といいますよね?
雨が降ったみたい➡비가 온 것 같다
ここで日本語は「降った」と過去の時制を使っています。韓国語も同じです。
韓国語は過去の事に関する推測は「動詞語幹 + ㄴ/ 은 것 같다」の形を用います。
接続
動詞の語幹にパッチムがない時 ➡「動詞語幹 + ㄴ 것 같다」
動詞の語幹にパッチムがある時 ➡「動詞語幹 + 은 것 같다」になります。
例文
며칠 전에 사온 과일 다 먹은 것 같은데 또 사올까? / 何日か前に買った果物食べ終わったみたいだけど、また買ってこようか?
올해 가을은 단풍을 즐길 여유도 없이 지낸 것 같아요. / 今年の秋は紅葉を楽しむ余裕もなく過ごしたみたいです。(過ごしたような気がします)
「~しそうだ」の意味の「動詞語幹+ㄹ/을 것 같다」
例えば、雨雲ができているのを見ると「あら、雨降りそうだね」といいますよね?
雨が降りそうだ。➡비가 올 것 같다
ここで、日本語近く雨が降ることを予想、呈しています。つまり未来時制を使っています。韓国語も同じです。
韓国語は未来に関する推測は「動詞語幹+ㄹ/을 것 같다」の形を用います。
接続
動詞の語幹にパッチムがない時 ➡「動詞語幹 + ㄹ 것 같다」
動詞の語幹にパッチムがある時 ➡「動詞語幹 + 을 것 같다」になります。
例文
올해 구정 연휴에도 귀국 못할 것 같아요. / 今年の旧正月の連休も帰国できなそうです。
양이 너무 많아요,혼자 다 못 먹을 것 같아요. / 量が多すぎます。一人で食べきれなさそうです。
まとめ
現在・過去・未来のいつのことを予想し呈しているのかによって韓国語は言い方が変わります。
現在起こっていること・習慣的にやってることを予想 ➡「動詞語幹+는 것같다」
過去に起こったことを推測 ➡「動詞語幹+ㄴ/은 것 같다」
未来に起こるようであることを予想 ➡「動詞語幹+ㄹ/을 것 같다」を用います。
使い間違うことないように気を付けましょう。