韓国語で「も」 「도」「나 / 이나」の使い方9種類を徹底解説

日本語の助詞「も」はいろいろな意味があります。日本語の「も」を普通韓国語で「도」と訳しますが、すべての「も」を「도」で訳すことができるわけではありません。ここでは9種類の「も」の使い方を解説します。

目次

日本語の9種類「も」の韓国語訳

1 同類を表す「も」➡「도」
2 例外でないことを表す「も」➡「도」
3 数量が多いことを表す「も」➡「나 / 이나」
4 疑問詞などについて肯定文の中で全面肯定を表す「も」➡「나 / 이나」
5 疑問詞・数字の1(例:ひとつもない)などについて否定文の中で全面   否定を表す「も」➡「도」
6 否定文の中でその数量・程度に達してないことを表す「も」➡「도」
7「AもBも」の形でどちらもの意味を表す「も」➡「나 / 이나」
8「AもBもない」の形で同等であることを表す「も」➡「도」
9「AもAだから / AもAなので / AもAだけに」の形で理由を表す「も」➡「도」

「も」を表す2つの助詞 「도」「 나 / 이나 」の接続

「도」の接続

終声(パッチムの有無に関係なく「도」を付けます。

「 나 / 이나 」の接続

終声のない(パッチムのない)時は「 나」を付けます。
終声のある(パッチムのある)時は「이나 」を付けます。

同類を表す「も」➡「도」

似ている事柄を挙げたり、似たような事柄がまだあることを表したりする。

例文

これだけではありません。果物買いました。/ 이것뿐이 아닙니다. 과일 샀습니다.

姉が行くなら私行きます。/언니가 가면 저 가겠습니다.

 これあれ全部必要なものです。/ 이것저것 다 필요한 것입니다.

例外でないことを表す「も」➡「도」

極端な例を取り上げ、それが例外ではない、それ以外のことも当然成り立つことを表す。

例文

三歳の子供にわかることだよ。/ 3살짜리 애 아는 일이야.

最近挨拶しない子が多くなったみたいです。/ 요즘 인사 안하는 애가 많아진 것 같아요.

サル木から落ちる時があるというじゃん!/ 원숭이 나무에서 떨어질 때가 있다고 하잖아 !

数量が多いことを表す「も」➡「나/이나」

数量を表す語について予期される程度を超えている、数量が多いことを表す。

例文

お小遣いを5万円くれた。/ 용돈을 5만원이나 주었다.

一日にコーヒーを10杯飲むそうだ。/하루에 커피를 10잔이나 마신다고 한다.

身体が熱いようだったので、測ってみたら熱が40℃になっていたのです。/ 몸이 뜨거운 것 같아 열을 재어보니 40도 되는 것이었습니다.

疑問詞などについて肯定文の中で全面肯定を表す「も」➡「나 / 이나」

肯定文の中で疑問詞・疑問詞を含む語句などについて全面肯定を表します

例文

1  が知っている。/ 누구 다 알고 있어.

2 どこにで咲いている普通の花だ。/ 어디에 피어 있는 평범한 꽃이다.

3 このネックレスはどの服によく似合う。/ 이 목걸이는 어느 옷에 다 잘 어울린다.

1~3のように「疑問詞 + も」の形の時の「も」は「나 / 이나」で訳される場合が多いです。

4 何をやって痩せない。/ 무엇을 해 살이 빠지지 않는다.

5 どこに行って人々に愛される。 / 어디에 가 사람들의 사랑을 받는다.

6 何を食べて太らない。/ 무엇을 먹어 살이 찌지 않는다.

4~6のように疑問詞を含む語句で「~しても」という形で「も」が動詞についている時は「도」と訳される場合が多いです。

疑問詞・数字の1などについて否定文の中で全面否定を表す「も」➡「도」

疑問詞・数字の1の後ろについて否定文の中で全面否定を表します。

例文

これは一度食べたことがありません。 / 이것은 한번 먹어 본 적이 없습니다.

私は知りません。/ 난 아무것몰라요.

今回の連休はどこに行きませんでした。/이번 연휴에는 아무데 안 갔습니다.

否定文の中でその数量・程度に達してないことを表す「も」➡「도」

否定文の中で数量・程度などを表す語の後ろについてその数量・程度に達してないことを表す。

例文

財布に千円ない。 / 지갑에 천엔 없다.

 駅から五分かからない所に住んでいる。 / 역에서 5분안되는 곳에서 산다.

魅力がこれぽっちないような気がする。 / 매력이 요만큼 없는 것 같다.

「AもBも」の形でどちらもの意味を表す「も」➡「나 / 이나」

「AもBも」の形でどちらもの意味を表します。

例文

子供大人皆見られるそうですよ。 / 아이 어른이나 모두 볼 수 있다고 하네요.

皆同じだ。/남자 여자 다 똑 같다.

若者お年寄り関係なく参加した。 / 젊은이 늙은이나  관계없이 참가했다.

「젊은이나」「 늙은이나」 の助詞「も」は「나」になります。

「젊은이 / 若者」➡「젊은이 」が一つの単語で、終声がないので「」が付いて「 젊은이」になり、
「늙은이 / お年寄り」➡「늙은이」が一つの単語で、終声がないので「」が付いて「늙은이」になります。

「 AもBもない」の形で同等であることを表す「も」➡「도」

「 AもBもない」の形でそのようなことを論じる余地がない、区別する必要ないことを表します

例文

痛み苦痛ないところがあるのだろうか? / 아품 고통 없는 곳이 있을까?

あの家はお金の前では兄弟ないですね。 / 저 집은 돈 앞에서  부모형제없네요

悲しみ怒りなしで生きていく。/ 슬픔 노여움 없이 살아간다.

「AもAだから / AもAなので / AもAだけに」の形で理由を表す
「も」➡「도」

「AもAだから / AもAなので / AもAだけに」の形でAに関する特定の事情が理由でということを表します。「こういうAだから」「Aがこうであるのもあって」という意味があります。

例文

値段値段だし、今日は買いたくない。 /값이지만 오늘은 사고 싶지 않다.

時間時間だからそろそろ帰らなきゃ!/ 시간 시간이니 이만 가야겠다.

金だけど、その人の心遣いに心が動いた。/ 돈이지만 그 사람의 배려(마음 씀)에 마음이 움직였다.

まとめ

日本語の助詞「も」を韓国語にする時いつも「도」に訳せるわけではことが分かりました。大部分は「도」でいいですが、「도」で訳せないのもありますのでしっかり覚えて間違うことないようにしましょう。

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