韓国語動詞終止形=ヘラ体終止形④「~느냐」~疑問

「~느냐」は、韓国語の文法において疑問を表す語法で、終結語尾としても使用されます。この語法は、引用や伝聞などの間接的な表現にも用いられ、韓国語を学ぶ上で重要なポイントです。不規則な単語も含め、詳細に解説します。韓国語学習者にとって、必ず知っておきたい表現です。

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ヘラ体終止形「~느냐」~疑問

ヘラ体で動詞や「있다」「없다」の語幹、語尾「‐시 / 으시」「‐았 / 었 / 였」「‐겠」の後ろに付いて目下に何かを尋ねることを表す終結語尾です。古めかしい感じを与える言い方です。日本語で「~(の)か」などと訳すことができます。

接続

終声(パッチム)の有無に関係なく動詞の語幹 +「느냐」
「있다」「없다」の語幹 +「느냐」
「‐시 / 으시」 +「느냐」
「‐았 / 었 / 였」 +「느냐」
「‐겠」 +「느냐」

スクロールできます
動詞基本動詞終声有無に関係なく
行く가다가느냐
食べる먹다먹느냐
する하다하느냐
売る팔다【ㄹ不】파느냐(1)
作る짓다【ㅅ不】짓느냐
歩く걷다【ㄷ不】걷느냐
拾う줍다【ㅂ不】줍느냐
書く쓰다【으不】쓰느냐
呼ぶ부르다【르不】부르느냐
至る이르다【러不】이르느냐
ある、いる있다있느냐
ない、いない없다없느냐
(尊敬)お~になる시/으시시/으시느냐
(過去)~た았/었/였았/었/였느냐(注2
(意思、推測)겠느냐

注1
終声(パッチム)が「ㄹ」の動詞の語幹に「느냐」が付くとパッチム「ㄹ」が脱落します。

팔다 ➡ 팔 + 느냐 ➡ 파느냐
살다 ➡ 살 + 느냐 ➡ 사느냐

注2
「았/었/였」動詞の語幹に付くと結合したりして必ずしも「았/었/였느냐」の形ではなく、形が変化する場合があります。
먹다 ➡ 먹 + 느냐 ➡ 먹었느냐
오다 ➡ + 느냐 ➡ 느냐
마시다 ➡ 마 + 냐 ➡ 마느냐

例文

몇 시에 가느냐? / 何時に行くの?

뭘 먹느냐? / 何を食べている?

지금 뭘 하느냐? / 今何をしている?

이런 건 어디서 파느냐? / こういうのはどこで売っている?

오늘은 니가  밥 짓느냐? / 今日は君がご飯炊くの?

하루에 몇 보나 걷느냐? / 一日に何歩ぐらい歩くの?

왜 그걸 안 줍느냐? / なぜそれを拾わないの?

누구한테 편지 쓰느냐? / 誰に手紙書いてるの?

왜 오빠라고 안 부르느냐? / どうしてお兄ちゃんと呼ばないの?

몇 시에 이르느냐? / 何時に到着する?

이 시간에 왜 여기에 있느냐? / この時間に何故ここにいる?

아무도 집에 없느냐? / 誰も家にいないのか?

할아버지 오늘도 안 드시느냐? / おじいちゃん今日も召し上がらないの?

아버지 나가셨느냐? / お父さんはいつ出かけたの?

내일 너도 가겠느냐? / 明日君も行く?

まとめ

ここでは、疑問の意味を持つヘラ体終止形「~느냐」について解説しました。ヘラ体終止形「~느냐」は終結語尾としてる使われるだけではなく、引用や伝聞などの間接語法でも使われますのでしっかり覚えることで表現の幅が広がります。

伝聞などの間接表現での「~느냐」の使い方は以下の記事を参考にしてください。
韓国語「~だそうだ/~(이)라고 하다」伝聞の表現を徹底解説

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