日本語の格助詞「で」は場所を表したり、手段を表したりいろいろな意味で使われています。韓国語にも助詞があり、日本語の助詞に対応するものが大体はあるといわれています。では、日本語の格助詞「で」を韓国語では何というのでしょうか?ここでは格助詞「で」について説明したいと思います。
場所を表す「で」は「에서」
「場所などを表す名詞+で」の形で動作が行われる場所を表す「で」を韓国語では「場所などを表す名詞+에서」を用いて表します。
接続
名詞の終声の有無(パッチムの有無)に関係なく「에서」を付けます。
例文:
매일 도서관에서 두 시간 공부한다. / 毎日図書館で2時間勉強する。
집 앞 놀이터에서 만나자. / 家の前の遊び場で会おう。
내일 회사에서 보자. / 明日会社で会おう。
手段・方法・材料を表す「で」は「로/으로」
「もの等を表す名詞 + で」の形で手段・方法・材料を表す「で」を韓国語では「もの等を表す名詞 + 로/으로」を用いて表します。
接続
終声がない(パッチムがない)名詞+로
終声がある(パッチムがある)名詞+으로を付けます。
例文
이번에는 배로 한국에 가요. / 今回は船で韓国に行きます。(手段道具)
한국 사람들은 숟가락으로 밥을 먹어요. / 韓国の人たちはスプーンでご飯を食べます。(手段道具)
이건 쌀가루로 만든 빵이에요. / 米粉で作ったパンです。(材料)
인스타그램으로 맛집을 찾았어요. / インスタグラムで美味しい店を探しました。(手段方法)
原因・理由を表す「で」は「로/으로」
「名詞(名詞化した動詞・形容詞語)+で」の形で原因・理由を表す「で」を韓国語では「名詞(名詞化した動詞・形容詞語)+ 로/으로」を用いて表す。
接続
終声がない(パッチムがない)名詞+로
終声がある(パッチムがある)名詞+으로を付けます。
例文
올해 겨울은 추위로 고생한 사람이 많았다고 한다. / 今年の冬は寒さで苦労した人が多かったそうです。
태풍으로 내일 못 돌아갈 것 같아요. / 台風で明日帰れなさそうです。
요즘 공연 준비로 많이 바빠요. / 最近公演の準備でとても忙しいです。

数量を限定する「で」
数量限定の意に手段のニュアンスが加わった「で」は「로/으로」
「数量を表す数字+で」の形で数量を限定すると同時に後ろの動作が行われる手段にもなる傾向がある時、この「で」を韓国語では「数量を表す数字+로/으로」を用いて表す場合が多いです。
接続
終声がない(パッチムがない)名詞+로
終声がある(パッチムがある)名詞+으로を付けます。
例文
맥주 다섯 병으로 충분할 것 같습니다. / ビール5本で十分そうです。
*ここではビールで何かをやるけど、そのビールが5本だということなので、数量の限定に手段のニュアンスが加わっています。
계란 두개로 만들었습니다. / 卵2個で作りました。
*ここでは卵で何かを作りますが、その卵が2個ということなので、数量の限定に手段のニュアンスが加わっています。
천원으로 할 수 있는 일입니다. / 千円でできることです。
*ここでは何かでできること、その何かが千円ということですので、数量の限定に手段のニュアンスが加わっています。
単に数量を限定する「で」は「에」
「数量を表す数字+で」の形で単に数量を限定する「で」を韓国語では「数量を表す数字+에」を用いて表現します。
接続
名詞の終声の有無(パッチムの有無)に関係なく「에」を付けます。
例文
이거 세 개에 천 엔짜리입니다. / これ3つで千円のものです。
얘기가 10분에 끝났어요. / 話が10分で終わりました。
역까지 5분에 갈 수 있어요. / 駅まで五分で行けます。
人の数を限定する「で」は「서」
「서」 は(혼자,둘이、셋이/ひとり、ふたり、三人等)人の数を表す体言の後ろで数を限定するとともにそれが主語である事を表しています。「~人で何々をした」のような形でよく用いる。
接続
(혼자,둘이、셋이/ひとり、ふたり、三人)等人の数を表す体言に「서」を付けます。
例文
혼자서 갑니다. / 一人で行きます。
둘이서 만들었습니다. / 二人で作りました。
まとめ
今回は日本語の格助詞「で」を韓国語でどのように訳すかについてみてみました。
ご覧の通り韓国語では意味によって使う助詞が違います。
場所を表す「で」➡「에서」
手段・方法・材料を表す「で」➡「로/으로」
原因・理由を表す「で」➡「로/으로」
数量限定の意に手段のニュアンスが加わった「で」➡「로/으로」
単に数量を限定する「で」➡「에」
人の数を限定する「で」➡「서」を用います。
特に数量を限定する際は細かく分類されてますので、例文と一緒に覚えましょう。