韓国語には「怖い」という意味を表す言葉が複数あります。しかも、それぞれ微妙なニュアンスの違いがあります。この記事では、韓国語の「무섭다」「두렵다」「겁나다」という3つの表現に焦点を当て、それぞれの意味や用法について詳しく解説します。韓国語初級者から上級者まで、幅広く役立つ情報をお届けします。
「무섭다」-ズバリ怖い
危険な時或いは危険だと感じて不安な時に使います。恐怖の原因が外部にあり、怖い対象がわりと具体的です。
나는 운전하는 게 무서워요. / 私は運転するのが怖いです。
저는 그 선생님이 무서웠어요. / 私はその先生が怖かったです。
어제 저녁에 무서운 꿈을 꾸었습니다. / 昨日の夜怖い夢をみました。
저는 동물 중에서 뱀이 제일 무서워요. / 私は動物の中で蛇が一番怖いです。
「 두렵다」-恐れている
怖気付いたり不安な時に用います。恐怖の原因が内部にあり、対象が抽象的であり何かが心配でこわい時使う。
죽는 것이 두렵다. / 死ぬのが怖い・死ぬことを恐れている。
비밀이 탄로 날까 두렵다. / 秘密がバレるのではないかと恐れている。
이 나이기에 두려울 것이 없다. / この年なので怖い(恐れる)ものはない。
새로운 일을 시작하기가 좀 두렵지만 용기를 내서 해 보려고 합니다. / 新しいことを始めるのがちょっと怖いけど勇気を出してやってみようと思います。
「겁나다」-怖気付く
これは「怖い気持ち」を表す名詞の「겁」と「生じる・でる」と意味の動詞「나다」が組み合わさってできた言葉です。怖かったり怖い思いが生じた時に用います。
선생님께 틀키지 않을까 겁이 났다. / 先生にばれるのではないかと怖かった(怖い思いがした)。
그 말을 들으니까 덜컥 겁이 났어요. /その話を聞いたらドキッとした。
밤에 혼자 다니기가 겁난다. / 夜一人で出歩くのが怖い(怖いような気がする)。
음식물 알레르기때문에 밖에서 뭘 먹기가 겁난다. / 食品アレルギーで外で何か食べるのが怖い。
まとめ
ここでは、3つの怖いについて説明しました。
「무섭다」➡ズバリ怖いで、怖い対象がわりとはっきりしてます。
「두렵다」➡恐れているで、恐怖心・不安要素が入っています。
「겁나다」➡おじけづくで、怖い思いがでた、生じたと意味を表します。
いずれも「こわい」と訳したりしますが、ニュアンスが違いますので気を付けましょう。