Google TRANSLATE関数で翻訳すると危険?誤訳の多さに注意!

機械翻訳や翻訳ができるGoogle TRANSLATE関数を過信してはいけません。Twitter上で話題になった「雑菌うどん」のような、とんでもない翻訳になってしまう可能性があるからです。翻訳精度は以前よりも向上していますが、チェックを怠ると大きなミスを招くこともあります。機械翻訳は仕事や語学学習にとても便利ですが、使う際には注意が必要です。しかし、「雑菌うどん」のように完全に信頼できないわけではありません。Google TRANSLATE関数には大量の単語を瞬時に翻訳してくれる素晴らしい機能があり、適切に活用すれば役立つ場面もあります。
大量の単語を瞬時に翻訳してくれるGoogleTRANSLATE関数を紹介しつつ、何が危ないのか、活用できる場面はあるのかを探ります。

目次

GoogleTRANSLATE関数とは

Google TRANSLATE関数とはGoogleが提供するGoogleスプレッドシート(いわゆるGoogle版の表計算ソフト)を用いて各種言語の翻訳をする関数です。
100種類以上の言語に対応しており、大量の単語を一括で処理することが可能です。

Googleスプレッドシートのこと

 GoogleスプレッドシートはMicrosoftのExcelのようにソフトをパソコンにインストールして使用するものではなく、ダウンロードやインストールの必要はありません。 Google のアカウントが必要ですが無料で使えます。「Chrome」の拡張機能によりExcelのファイルをスプレッドシートで開き編集・保存なども可能です。Excel風なので Excel を触ったことがある人なら改めて教わることなく直感的に操作できるものです。

GOOGLETRANSLATE関数で翻訳してみる

それでは韓国語のテキストを、日本語に翻訳してみましょう。
GOOGLETRANSLATE関数の構文

GOOGLETRANSLATE(テキスト, 翻訳対象の言語, 翻訳後の言語)

翻訳対象の言語と翻訳後の言語には言語コードを使用します。
日本語 ja
英語  en
中国語 zh
韓国語 ko

これを上記 GOOGLETRANSLATE関数の構文 にあてはめてみましょう。

=GOOGLETRANSLATE(A1,“ko”,“ja”)
【A1セルの韓国語を日本語に翻訳せよ】

※このままコピペして使えます。

=GOOGLETRANSLATE(A1,“ja”,“ko”)
【A1セルの日本語を韓国語に翻訳せよ】

※このままコピペして使えます。
=GOOGLETRANSLATE(A1,“ko”,“ja”)
コピペして試す場合は実際に赤字のセル番地を参照するセル番地に変えてください。

関数を使い、実際に日本語を韓国語へ翻訳させました。
7行目のスイーツは外来語なのでGOOGLETRANSLATE関数の腕試しとしては適していませんでした。しかし、6行目と8行目の翻訳は残念と言わざるを得ません。
14行目はアニメ映画「千と千尋の神隠し」のタイトルが韓国語版では「 千と千尋の 行方不明」だというのを聞いてわざと入れてみました。

2021年現在、単語の翻訳でこの程度の翻訳結果なので単文であっても完璧に翻訳することが難しいことがわかりました。
この程度では中級レベルの文をスマートに翻訳できる水準に達していないと言えましょう。

まとめ

 上記の検証結果から、翻訳して仕事の場面で使うのはNGです。複文もやってみましたが、まったく意味の通じないものが出てきたという始末です。
趣味の単語収集くらいであれば・・・でも、間違えて覚えてもなぁ。
今回はこういう残念な結果でしたが、今後のアップデートに期待したいと思います。

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