韓国語「ウリ」の意味と使い方のマスターガイド

アニョハセヨ!韓ドラやK-POPが好きな人なら一度は「ウリ」という言葉を聞いたことがあるかと思います。 このよく聞く単語、「ウリ」について詳しく解説していきます。実は「ウリ / 우리」という言葉は韓国独特な表現だといっても過言ではありません。
今回は日本人が間違えやすい「우리」の使い方の他に「우리」と「저희」、「우리」と「내」の違いも一緒に学びましょう。

目次

「우리」の2つの意味

「우리」私たち、僕たち、俺たち

「ウリ/우리」とは語り手が自分と周囲にいる人、或いは自分の仲間(一味)だと思われる人を指す言葉です。そして私と仲間と思われる人を含んだのが「私たち」です。日本語では「私たち、僕たち」と訳します。

A:今日は誰が行きますか?
 오늘은 누가 갑니까?
B:私たち二人が行くことになりました。
 우리 둘이 가게 되었습니다.

A:私たちみんなが気をつけなければならないです。
 우리 모두가 주의하지 않으면 안 됩니다.
B:そうですね。
 맞아요.

A:私も海外旅行したかったのに…
 나도 해외 여행 가고 싶었는데…
B:来年は私たちみんなで行こう。
 내년에는 우리 다 같이 가자.


「우리」 私たちの、うちの、わが~

もう一つの「우리」を解説しましょう。

「우리」は目上の人ではない人に、とある対象が自分と親しい関係であることを表す際にも使うことができます(とある対象に親しみを込めて呼ぶときに使う言葉)。

 目上の人には謙譲語の「저희」を使います。

「울」という言葉も聞いたことがありますか?
「울」は 「우리」の縮約形です。

下の表に「우리~/うちの~、私たちの~、わが~」の表現を表でまとめてみたので、見てみましょう。

*「우리」は、とある対象を親しみを込めて呼ぶときに使う言葉
*一緒に働く人、勉強する人などは自分の家族・仲間の様な存在であるという考えから親しみを込めて「우리~」を使います。

「私たち」の意味の「우리」と「저희」の違い

上の表の大部分は「우리」を、 「저희」に入れ替えることができますが、저희나라」,「저희민족」という表現は適切ではありません。

何故なら、 「저희」は「우리」の謙譲語で、自分に関するものにへりくだった表現をするもので、話者のみを下げる場合と話者を含めたいろいろな人を下げる場合があり、ここでは後者にあたるので適切ではありません。

「우리/私たち」の謙譲語である「저희」の例を見てみましょう。

이것은 저희 회사의 신제품입니다.
これは我が社(弊社)の新商品です。

꼭 한번 저희 집에도 놀러 오세요.
ぜひ我が家にも遊びに来てください。

「私の」の意味の「우리」と「내」の違い

「私の」の意味を持った韓国語の表現といえば「내」というのがあります。

「우리」 は前にも言いましたが、「私と仲間と思われる人」を親しみを込めて呼ぶ言い方で、「내」は所有を表します。

例えば、幼少期に遊びに来た従兄弟がお母さんの膝の上に座ったり、手をつないで仲良くしていると「내 엄마야」といいながら、母の懐に飛び込んだことがありますが、この場合の「내 」は所有を表すしています。

本等の自分が所有しているものに関しては「내」を使います。


私の本


私の部屋


私の服

끝내 집이 생겼다.
ついに(私の)家が手に入った。

上の表では「우리 집/我が家」になっているけど、「내 집」との違いは

「우리 집」は家族みんなの家という意味で、「내 집」は私が所有している家という意味になります。

まとめ

韓国語の「우리 」は、二つの意味があり、一つは私と仲間と思われる人を含んだが「私たち」、もう一つはとある対象を親しみを込めて呼ぶときに使う「うちの」の意味があること。いずれも仲間意識が強い言葉で、日本語の「私たち」、「うちの」とニュアンスが違いますので間違いないように気を付けましょう。また、「우리」と「저희」、「우리」と「내」の違いも解説・例文をよく読み使い分けできるようにしましょう。

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