「~ふりをする」の韓国語には、「‐척하다」と「‐체하다」という2つの助動詞があります。本記事では、これらの助動詞の使い方や違いについて詳しく解説します。助動詞の使い方を把握することで、韓国語の表現力が向上することでしょう。
「‐척하다」の意味と使い方
動詞・形容詞の後ろについて「‐ㄴ/은 척하다」「‐는 척하다」の形で、前の言葉が意味する行動や状態をそれらしく偽ることを表す言葉です。日本語で「~ふりをする」と訳すことができます。
급한 일이 있는 척하면서 술자리를 떴다. / 急な用があるふりをして酒の席を離れた。
승진에 관심이 없는 척하지만 사실은 그렇지 않다. / 昇進に関心がないふりをしてるけど、実はそうではない。
나에 대해 잘 아는 척하지 마. / 私のことよく知っているふりをしないで。
그는 항상 잘난 척해서 마음에 들지 않는다. / 彼はいつも偉そうなので気に入らない。
「‐체하다」の意味と使い方
動詞・形容詞の後ろにについて「‐ㄴ/은 체하다」「‐는 체하다」の形で、前の言葉が意味する行動や状態をそれらしく偽ることを表す言葉です。日本語で「~ふりをする」と訳すことができます。
알면서도 모르는 체하는 그가 이해가 되지 않았다. / 知っていながら知らないふりをする彼が理解できなかった。
공부하는 체하면서 사실은 소설을 읽고 있었어. / 勉強しているふりをしながら実は小説を読んでいたよ。
모르면서 아는 체하다가 망신을 당했다. / 知らないのに知っているふりをして恥をかいた。
그가 못 본 체하기에 나도 말을 걸지 않았다. / 見て見ぬふりをするので、私も話しかけなかった。
「‐척하다」と「‐체하다」はどう違う?
「‐척하다」と「‐체하다」は両方とも前の言葉が意味する行動や状態をそれらしく偽ることを表す言葉で、ほぼ同じように使われます。
まとめ
ここでは韓国語助動詞「‐척하다」と「‐체하다」について解説しました。両方とも「~ふりをする」と言う意味で、ニュアンスもほぼ同じで置き換え可能です。実際二つの表現ともよく使われているもので、人によって使うものが違うので、両方とも覚えておくといいでしょう。