韓国語連結語尾⑤「‐거든」「-거들랑/걸랑」の使い方を詳しく解説

ここでは、文と文をつなぐ重要な役割を持っている連結語尾「‐거든」「-거들랑/걸랑」の使い方・注意点などについて豊富な例文を用いて解説しています。この記事を読むことで連結語尾「‐거든」「-거들랑/걸랑」の正しい使い方を学び、表現力アップに繋げましょう。

目次

「‐거든」の使い方

接続

終声(パッチム)の有無に関係なく用言の語幹 + 거든
「이다」の語幹 + 거든
시/으시 + 거든
-았/었/였 + 거든
-겠 + 거든

「~のにまして」の意味

用言の語幹、「이다」の語幹、「-시/으시」、「-았/었/였」「-겠」の後ろに付いて、2つの対応する事実を対立させ、前の事実から見て後ろの事実が当然であることを表します。主に修辞疑問文に用います。「하물며」「어찌」などの副詞と一緒に用い、強調叙述の意味を持ちます。

修辞疑問文とは
文章の形式は疑問を表しますが、答えを要求しないで強い肯定を含んだ疑問文です。
例えば、애한테 옷 한 벌 못 사 줄까?
ここの「못 사 줄까?」は「사 줄 수 있다/買ってあげることができる」の意味を表します。

세 살짜리 아이도 은혜를 알거든, 하물며 어른이 그것도 모르겠느냐? / 三歳の子も恩を知っているのに、ましてや大人がそれも知らないのかな?(知らないはずがない)

제일 친한 친구도 그를 설득 못 시켰거든 또 누가 설득시킬 수 있겠어? / 一番の仲良しの友達も彼を説得することができなかったのだから、他に誰が説得できるんだ?

「~であるなら」の意味

用言の語幹、「이다」の語幹、「-시/으시」、「-았/었/였」「-겠」の後ろに付いて、とある事実を仮定し条件とすることを表す言葉です。「あることが事実であれば」、「事実として実現すれば」という意味を表します。

필요하거든 말해 ,부쳐 줄게. / もっと必要なら言ってね、送ってあげる。

길에서 조심하고 도착하거든 꼭 전화해. / 道中気を付けて、着いたら必ず電話してね。

결혼 날짜가 정해지거든 연락 주세요. / 結婚式の日取りが決まったら連絡ください。

「-거들랑/걸랑」の使い方

用言の語幹、「이다」の語幹、「-시/으시」、「-았/었/였」「-겠」の後ろに付いて、とある事実を仮定し条件とすることを表す言葉です。「あることが事実であれば」、「事実として実現すれば」という意味を表します。

接続

終声(パッチム)の有無に関係なく用言の語幹 + 거들랑/걸랑
「이다」の語幹 + 거들랑/걸랑
시/으시 + 거들랑/걸랑
-았/었/였 + 거들랑/걸랑
-겠 + 거들랑/걸랑

그 사람 만나거들랑 이 말 꼭 전해 줘. / その人に会ったらこの言葉を必ず伝えてね。

슈퍼에 가거들랑 김밥용 김을 사 오너라. / スーパーに行ったらキンパ用海苔を買ってきて。

같이 가고 싶걸랑 어서 일어나. / 一緒に行きたいなら早く起きて。

「‐거든」「-거들랑/걸랑」使用ポイント

「‐거든」「-거들랑/걸랑」は同じ意味です。

「-거들랑は語尾「-거든」と助詞「-을랑」が結合した言葉です。

「-걸랑」は「-거들랑」の縮約語です。

「-거들랑/걸랑」「‐거든」より口語的で、お年寄りがよく使う傾向があります。

①漠然とした仮定ではなく、現実的で実現可能な仮定によく用います。

백만장사가 되거든 사 줄게.
보너스 받거든 사 줄게.

両方とも文法的には問題ないですが、「백만장사가 되거든 」は条件付の話者の約束として、その条件の実現性が低いので、実生活ではあまり使いません。



「‐거든」「-거들랑/걸랑」は条件を付け加えて命令・勧誘・話者の約束を表していて、ニュアンスが強いので目上の人より目下の人に使ったほうが望ましいです。


③後文には命令勧誘などが来ます。叙述文と感嘆文にはあまり用いません。

봄이 오거든 (〇)➡命令
봄이 오거든 가자 (〇)➡勧誘
봄이 오거든 갑니다. (×)➡叙述
봄이 오거든 꽃이 피는구나.(×)➡感嘆

まとめ

ここでは、文と文をつなぐ重要な役割を持っている連結語尾「‐거든」「-거들랑/걸랑」の使い方・注意点などについて豊富な例文を用いて解説しました。例文・解説をしっかりり読み、連結語尾「‐거든」「-거들랑/걸랑」の正しい使い方を学び、表現力アップに繋げましょう。

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