韓国語連結語尾⑥「-면/으면」仮定の使い方を詳しく解説

ここでは、文と文をつなぐ重要な役割を持っている連結語尾「-면/으면」の使い方・類似表現「‐거든」「-거들랑/걸랑」との違いなどについて豊富な例文を用いて解説しています。この記事を読むことで連結語尾「-면/으면」の正しい使い方を学び、表現力アップに繋げましょう。

目次

「-면/으면」の使い方

接続

終声(パッチム)のない用言の語幹 + 면
終声(パッチム)のある用言の語幹 + 으면

終声(パッチム)が「ㄹ」の動詞の語幹
「이다」の語幹 + 면
시/으시 + 면
-았/었/였 + 으면
-겠 + 으면

不確実な事実の仮定を表す

不確実な事実或いはまだ成ってない事実を仮定して言うとき用います。

벚꽃이 피면 꽃구경을 가겠다. / 桜が咲いたら花見に行く。

맛없으면 어떡하지? / 美味しくなかったらどうしよう?

일등을 하면 모두 기뻐할까? / 一位になったらみんな喜ぶかな?

一般的に明らかな事実の条件を表す

一般的に明らかな事実が後ろに来る内容の条件になる意を表すとき用います。

지은 죄가 많으면 잠도 편히 못 잘것이다. / 犯した罪が多ければ、安らかに眠ることもできないだろう。

물이 깊으면 물고기가 모여든다. / 水が深いと魚が集まる。

산이 높으면 골이 깊다 . / 山が高いと谷が深い。

習慣的反復的な条件を表す

後ろの事実が実現されるための単純な根拠などを表したり反復される状況の条件を表すときに用います。

봄이 되면 꽃이 핀다. / 春になると花が咲く。

공부만 하면 졸린다. / 勉強すれば眠くなる。

이 책만 읽으면 눈물이 난다. / この本を読むと涙が出る。

希望を表す

接続

-았/었/였 + 으면(하다/좋다/싶다)

主に-았/었/였の後ろ、主に「하다」「좋다」「싶다」の前に用い、現実と違う事実を仮定して表します。現実がそのようになることを希望したり、そうでないことを惜しむ意味を表します。

살이 조금만 더 빠졌으면 좋겠는데…/ 少しだけ痩せたらいいのだけど…

오늘 한번 만났으면 하는데 시간 괜찮으세요? / 今日一度お会いしたいのですがお時間よろしいですか?

올해 가족 여행은 제주도로 했으면 싶은데 ,어떻게 생각해요? / 今年の家族旅行は済州島にしたいのですが、どう思いますか?

仮定の意味の「-면/으면」と「‐거든」の違い

「-면/으면」と「‐거든」は、両方とも前文が後文の条件・仮定になるという点では似ています。では、違いは何でしょうか?

①「‐거든」は漠然とした仮定ではなく、現実的で実現可能な仮定によく用いますが、「-면/으면」は実現可能性と関係なくあらゆる仮定と条件になることができます。

백만장사가 되거든 사 줄게.
백만장사가 되면 사 줄게.

両方とも文法的には問題ないですが、「백만장사가 되거든 」は条件付の話者の約束として、その条件が実現性が低いので、実生活ではあまり使いません。「-면/으면」は実現可能性と関係なくあらゆる仮定・条件になることができるので「백만장사가 되면」の表現は適切と言えます。

②命令・勧誘・話者の約束を表す場合、目上の人には「‐거든」より「-면/으면」のほうがいいでしょう。

아빠,집에 도착하시거든 꼭 전화 주세요.
아빠,집에 도착하시면 꼭 전화 주세요.

「‐거든」はニュアンスが強いので、目上の人には「‐거든」よりやや柔らかい印象を与える「-면/으면」のほうが適切でしょう。

③「‐거든」は後文には命令・勧誘などが来ますが、叙述文と感嘆文にはあまり用いません。「-면/으면」は命令・勧誘・叙述・感嘆いずれの文にも用いることができます。

봄이 오거든 . (〇)➡命令
봄이 오거든 가자. (〇)➡勧誘
봄이 오거든 갑니다. (×)➡叙述
봄이 오거든 꽃이 피는구나.(×)➡感嘆

봄이 오면 . (〇)➡命令
봄이 오면 가자. (〇)➡勧誘
봄이 오면 갑니다. (〇)➡叙述
봄이 오면 꽃이 피는구나.(〇)➡感嘆

まとめ

ここでは、文と文をつなぐ重要な役割を持っている連結語尾「-면/으면」の使い方・類似表現「‐거든」「-거들랑/걸랑」との違いなどについて豊富な例文を用いて解説しました。例文・解説をしっかりり読み、連結語尾「-면/으면」の正しい使い方を学び、表現力アップに繋げましょう。

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