韓国語補助形容詞②「-싶다」その1意図欲求・希望願望・傾向について解説

韓国語学習者にとって重要な補助形容詞の使い方について解説します。補助形容詞「-싶다」は色々な使い方がであり、正しい使い分けが必要です。この記事では、補助形容詞「-싶다」の中の意図欲求・希望願望・傾向の意を表す使い方について例文を用いて解説します。この記事を読んで理解することで韓国語の表現力をアップさせることができるでしょう。

目次

「-싶다」の使い方

意図・欲求を表す

動詞の後ろに付いて「-고 싶다」の形で、前の言葉が表す内容を実行しようとする意図や欲求があるという意を表します。「~したい」という意味があります。

같이 일 할 사람이 어떤 사람인지 알고 싶어서 좀 알아보았다. / 一緒に働く人がどんな人なのか知りたくてちょっと調べてみた。

갑자기 떡이 먹고 싶어서 사러 나갔다. / 急に餅が食べたくて買い出た。

쉬고 싶어서 혼자 여행을 떠났다. / ちょっと休みたくて一人で旅に出た。

希望・願望をあらわす

動詞や形容詞、「이다」の後ろに付いて「‐았/었/였으면 싶다」の形で、前の言葉が表す内容が叶うことを願ったり前の行動を行う考えがあるという意を表します。

바닷가로 드라이브를 갔으면 싶다. / 海辺にドライブに行きたい。

될 수 있는 한 이번 주 안 에 다 끝냈으면 싶은데 ,어때요? / できるだけ今週中に全部終わらせたいのですが、どうですか?

이런 건 다 같이 상의하고 결정했으면 싶은데 어떻게 생각해요? / こういうのはみんなで相談して決めたいのですが、どう思いますか?

「고 싶다」と「‐았/었/였으면 싶다」の違い

「고 싶다」は動詞の後ろにくる。
「‐았/었/였으면 싶다」は動詞や形容詞、「이다」の後ろにくる


「고 싶다」は意図・欲求を表す。
「‐았/었/였으면 싶다」は希望・願望を表す。

傾向を表す

動詞や形容詞、「이다」の後ろに付いて「‐는가 싶다」「‐다 싶다」「‐나 싶다」の形で、前の言葉が表す内容と同じく感じたり前の内容と同じように思われることを表します。

夕食を作って私の帰宅を待っている娘を見て本当に大きくなったと思った。
저녁을 지어 놓고 내가 돌아오기를 기다리는 딸을 보니 이제 정말 컸다 싶었다.

「다 컸다 싶었다」を「 컸다고 생각했다」に言い換えることができますか、ニュアンスが違います。「 컸다고 생각했다」は「大きくなった思った」と言う意味で断定のニュアンス強く感じられる言い方で、「다 컸다 싶었다」は「大きくなったなあと感じた」と言う意味です。

国際コンクールで一位になったなんてこれは夢かと思った。
국제 콩클에서 일등을 했다니 이게 꿈인가 싶었다.

「꿈인가 싶었다」を「꿈인 줄 알았다」に置き換えることができますが、ニュアンスが違います。「꿈인 줄 알았다」は「夢だと思った」と言う意味で、実は夢ではないのに夢だと思い込んだというニュアンスがあります。思っていたことと違っていて意外な結果を知った時に用います。「꿈인가 싶었다」は「夢のように感じた」と言う意味になります。

何か一つしっかり学んでおこうと思って、英語の勉強をやり始めた。
뭔가 하나 확실하게 배워 둬야겠다 싶어서 영어 공부를 다시 하기 시작했다.

「배워 둬야겠다 싶어서」を「배워 두려고」に置き換えることができますが、ニュアンスが違います。「배워 두려고」は「学んでおく」と言う意図を表し、「배워 둬야겠다 싶어서」は「学んでおくべきだと感じて」と言う意味になります。

まとめ

補助形容詞「-싶다」は色々な使い方がであり、正しい使い分けが必要です。この記事では、補助形容詞「-싶다」の中の意図欲求・希望願望・傾向の意を表す使い方について例文を用いて解説しました。また似た表現との違いについても解説していますので、この記事を読んで理解することで韓国語の表現力をアップさせることができるでしょう。

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