韓国語助動詞㉓「-있다」「~ている」の使い方を詳しく解説

韓国語助動詞「-있다」について詳しく解説します。助動詞「-있다」は、「‐아/어/여 있다」の形と「‐고 있다」の形で用いますが、両方とも「~ている」の意味を持っていて、初学者には理解が難しいかもしれません。しかし、例文を交えて詳しく解説することで、理解を深めることができると思います。又、「‐아/어/여 있다」と「‐고 있다」の違いについても解説しますので、是非一緒に学んでみましょう

目次

「‐아/어/여 있다」の形で

主に動詞の後ろに付いて「‐아/어/여 있다」の形で、前の言葉が意味する行動や変化が終わった状態が続いていることを表します。

머리를 감은 지 얼마 안 됐는지 젖어 있었다. / 髪を洗ったばかりなのか濡れていた。

그녀의 가방 안에는 응급처치에 필요한 여러가지 물건들이 들어 있다. / 彼女の鞄の中には応急処置に必要な色々なものが入っている。

그 집 마당에는 여러가지 꽃들이 피어 있었습니다. / その家の庭にはいろいろな花が咲いていました。

그는 아무말도 없이 그냥 앉아 있었다. / 彼は何も言わずにただ座っていた。

불이 켜져 있는 걸 보니 출장에서 돌아온 것 같네. / 電気がついているのをみると、出張から帰ってきたみたいだね。

*すべてではないですが、「읽다」「웃다」「울다」「먹다」等の継続動詞、つまりある時間内続いて行われる動作を表す動詞は「‐아/어/여 있다」の形にならない場合が割と多いです。

*すべてではないですが、「꺼지다」「켜지다」「앉다」等の瞬間動詞、つまり瞬間的に終わってしまう動詞には「‐아/어/여 있다
が付いて動作・作用が終わって、その結果が残っていることを表す場合が割と多いです。

「‐고 있다」の形で

主に動詞の後ろに付いて「‐고 있다」の形で、前の言葉が意味する行動が進行中であったり、或いはその行動の結果が持続することを表します。

지금 읽고 있는 책은 친구한테서 빌린 책입니다. / 今読んでいる本は友達から借りた本です。

방에서 아이들이 놀고 있다. / 部屋で子供たちが遊んでいる。

내가 가지고 있는 돈을 다 주었다. / 私が持っているお金を全部あげた。

은행에 갔는데 차례를 기다리고 있는 사람이 너무 많아서 돌아왔다. / 銀行に行ったけど順番を待っている人が多すぎてかえってきた。

오늘 매고 있는 넥타이는 그녀가 준 거라고 했다. / 今日つけているネクタイは彼女にもらったものだと言った。

「‐아/어/여 있다」と「‐고 있다」の違い

「‐아/어/여 있다」と「‐고 있다」は、両方とも「~ている」と訳すことができます。では2つの違いは何でしょうか?

「‐아/어/여 있다」は行動完了後の状態の継続を表し、「‐고 있다」は動作の進行を表します。

불이 켜져 있다
불을 켜고 있다


上記2つの表現、両方ともアリですが、「불이 켜져 있다」は「電気が付いている」の意味で、「電気がつく」という作用が終わったあと、その状態が継続しているを表し、「불을 켜고 있다」は(ただいま)「電気を付けている」という意味で、「つける」という動作が進行中であることを表します。

그는 지금 고향에 가 있다
그는 지금 고향에 가고 있다


上記2つの表現、両方ともアリですが、ニュアンスが違います。2つとも「彼は今故郷に行っている」と訳すことができますが、「고향에 가 있다」は「故郷に行く」という動作の完了後、行ったままという状態の継続をあらわし、「고향에 가고 있다」は今故郷に向かっている、つまり「行く」という動作が進行中であることを表します。

まとめ

韓国語助動詞「-있다」について詳しく解説しました。助動詞「-있다」は、「‐아/어/여 있다」の形と「‐고 있다」の形で用いますが、両方とも「~ている」の意味を持っていて、初学者には理解が難しいかもしれないので例文を交えて詳しく解説しました。又、「‐아/어/여 있다」と「‐고 있다」の違いについても解説しますので、例文・解説をよく読んで覚えて表現力をアップしていきましょう。

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