韓国語助動詞㉔「-계시다」「~ていらっしゃる」の使い方を詳しく解説

韓国語助動詞「-계시다」について詳しく解説します。助動詞「-계시다」は、「‐아/어/여 계시다」の形と「‐고 계시다」の形で用いますが、両方とも「~ていらっしゃる」の意味を持っていて、理解が難しいかもしれません。しかし、例文を交えて詳しく解説することで、理解を深めることができると思います。又、「‐아/어/여 계시다」と「‐고 계시다」の違いについても解説しますので、是非一緒に学んでみましょう

目次

「‐아/어/여 계시다」の形で

主に動詞の後ろに付いて「‐아/어/여 계시다」の形で、前の言葉が意味する行動や変化が終わった状態が続いていることを表します。「‐아/어/여 계시다」は「‐아/어/여 있다」の敬語です。

피곤하신지 누워 계셨습니다. / 疲れたのか横になっていらっしゃいました。

그는 아무말도 없이 그냥 앉아 계셨어요. / 彼は何も言わず座っていらっしゃいました。

할머니가 이른 세벽부터 깨어 계신다. / おばあちゃんは早朝から起きていらっしゃる。

너무 오래 서 계시면 다리에 무리가 올 수도 있습니다. / 長くお立ちになると足に無理が来るかもしれません。

*すべてではないですが、「읽다」「웃다」「울다」「먹다」等の継続動詞、つまりある時間内続いて行われる動作を表す動詞は「‐아/어/여 계시다」の形にならない場合が割と多いです。

*すべてではないですが、「깨다」「서다」「앉다」等の瞬間動詞、つまり瞬間的に終わってしまう動詞には「‐아/어/여 계시다
が付いて動作・作用が終わって、その結果が残っていることを表す場合が割と多いです。

「‐고 계시다」の形で

主に動詞の後ろに付いて「‐고 계시다」の形で、前の言葉が意味する行動が進行中であったり、或いはその行動の結果が持続することを表します。「‐고 계시다」は「‐고 있다」の敬語です。

내가 들어갔을 때 그 분은 책을 읽고 계셨습니다. / 私が入ったときその方は本を読んでらっしゃいました。

방에서 아이와 이야기하고 계셨다. / 部屋で子供たちがお話をしていらした。

어떤 화장품을 사용하고 계십니까? / どんな化粧品を使ってらっしゃいますか?

그 분이 먼저 와서 기다리고 계셨다. / その方が先に来て待ってらっしゃった。

소지하고 계시는 신분증을 보여 주세요. / お持ちの身分証明書を見せてください。

「‐아/어/여 계시다」と「‐고 계시다」の違い

「‐아/어/여 계시다」と「‐고 계시다」は、両方とも「~ていらっしゃる」と訳すことができます。では2つの違いは何でしょうか?

‐아/어/여 계시다」は行動完了後の状態の継続を表し、「‐고 계시다」は動作の進行を表します

앉아 계신다
앉고 계신다

上記2つの表現、両方ともアリですが、ニュアンスが違います。2つとも「お座りになる」と訳すことができますが、앉아 계신다」は「座る」という動作の完了後、座ったままという状態の継続をあらわし、앉고 계신다」は「座る」という動作を今行っている最中であることを表します。

「 계시다」は「있다」の尊敬語である故、自然現象を表す動詞「(눈이)내리다」「(바람이) 불다」等には使いません。

まとめ

韓国語助動詞「-계시다」について詳しく解説しました。助動詞「-계시다」は、「‐아/어/여 계시다」の形と「‐고 계시다」の形で用いますが、両方とも「~ていらっしゃる」の意味を持っていて、理解が難しいかもしれないので例文を交えて詳しく解説しました。又、「‐아/어/여 계시다」と「‐고 계시다」の違いについても解説しますので、例文・解説をよく読み表現力をアップしていきましょう。

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