韓国語連結語尾⑪「-라면」「-다면」「ㄴ/는다면」「-자면」の使い方を詳しく解説

ここでは、文と文をつなぐ重要な役割を持っている連結語尾「-라면」「-다면」「ㄴ/는다면」「-자면」の使い方と違いなどについて豊富な例文を用いて解説しています。この記事を読むことで仮定を表す連結語尾「-라면」「-다면」「ㄴ/는다면」「-자면」の正しい使い方を学び、表現力アップに繋げましょう。

目次

「-라면」の使い方

「이다」「 아니다」の語幹、「‐ 시/으시」の後ろについて、ある事実・状況を仮定して条件とする意を表す連結語尾です。「~なら」「というなら」の意味があります。

接続

「이다」の語幹 + 라면
「아니다」の語幹 + 라면
「‐시/으시 」+ 라면

例文

그 사람과 함께라면 이 일을 해 볼만 해요. / その人と一緒ならこの仕事をやってみる価値があります。

내가 너라면 이 기회를 놓히지 않을 거야. / 私がお前ならこのチャンス逃さない。

그 사람이 원하는 거라면 들어줘야지. / その人が望むものなら聞いてあげなきゃ。

「-다면」の使い方

形容詞の語幹や「-시/으시」「-겠」「-았/었/였」の後ろに付いて、ある事実を仮定して条件とする意を表す連結語尾です。

接続

終声(パッチム)の有無に関係なく形容詞の語幹 + 다면
시/으시 + 다면
-았/었/였 + 다면
-겠 + 다면

例文

건강하다면 세계일주여행을 하고 싶다. / 健康なら世界一周旅行をしたい。

그 가게 물건이 더 좋다면 거기로 가자. / その店の品がもっといいのならそこに行こう。

그 사람도 몰랐다면 어쩔 수 없지. / その人も知らなかったなら仕方ないね。

「-ㄴ/는다면」の使い方

動詞の語幹、「-시/으시 」の後ろについて、ある事実を仮定して条件とする意を表す連結語尾です。「~たら」「~なら」の意味があります。

接続

終声(パッチム)のない動詞の語幹 + ㄴ다면
終声(パッチム)のある動詞の語幹 + 는다면
終声(パッチム)が「ㄹ」の動詞の語幹+ㄴ다면
시/으시 + ㄴ다면

例文

정말로 그를 좋아한다면 그에게 상처를 주는 일은 하지 않을 것이다. / 本当に彼が好きなら彼を傷つけるようなことをしない。

사람의 마음을 읽는다면 재밌을까? / 人の心が読めたら面白いかな?

매일 음악을 듣는다면 음치 교정이 가능할까? / 毎日音楽を聴いたら音痴矯正できるかな?

「-자면」の使い方

動詞の語幹についてある意図や考えを仮定し、後ろの結果的事実につなげる連結語尾です。「~しようとすれば」「~ようと思えば」の意味があります。

接続

終声(パッチム)の有無に関係なく動詞の語幹 + 자면

例文

오늘 중으로 일을 끝내자면 서둘러야겠다. / 今日中に仕事を終わらせようとすると急がなきゃ。

무슨 일이든지 성공하자면 우선 노력해야 합니다 / どんなことでは成功しようとするならまず努力しなければなりません。

굳이 말하자면 저는 이런 것을 별로 좋아하지 않습니다. /しいて言えば私はこういうのがあまり好きではないです。

慣用的に使われる表現
솔직히 말하자면 / 正直に言うと
한마디로 말하자면 / 一言で言うと
간단히 말하자면 / 簡単に言うと
굳이 말하자면 / あえて言うと
간단히 설명하자면 / 簡単に説明すると
굳이 설명하자면 / あえて説明すると
알기 쉽게 설명하자면 / 分かりやすく説明すると

「-ㄴ/는다면」「-려면/으려면」「-자면」の違い

動詞の後ろでの「-ㄴ/는다면」「-려면/으려면」「-자면」は、3つとも仮定を表していますが、それぞれニュアンスが違います。

「-ㄴ/는다면」は、ある事実を仮定して条件とする意を表す連結語尾です。「~したら」の意味があります。

「-려면/으려면」は、「ある行動をする意図や意向を実現しようとするなら」あるいは「ある仮想の事が事実として実現させるためには」という意味があります。後文には義務表現が多く使われます。「~するには」とよく訳されます。

「-자면」は、意図や考えを仮定し、条件とする意を表す連結語尾です。前の動作を達成するには後ろの条件を満たさなければならないという意味があります。一般論として述べるのに用います。「~しようとするなら」とよく訳されます。

①사람의 마음을 읽는다면 재있을까? / 人の心が読めたら面白いかな?
②사람의 마음을 읽으려면 훈련이 필요해요. /人の心を読むには訓練が必要です。
③사람의 마음을 읽자면 훈련이 필요해요. /人の心を読もうとするなら訓練が必要です。

읽는다면」は、人の心が読めるという事実を仮定しています。

읽으려면は、「話者の仮定+話者の判断」の形で、人の心が読めるという事が事実として実現するためにはという意図を話者が仮定し、話者自身の判断を述べています

읽자면は、人の心を読めるという事を達成するには訓練が必要となるという意味があります。意図と結論を結ぶ形で、一般論として述べる場合が多いです。ただ、「솔직히 말하자면 / 正直に言うと」など慣用的に使われる表現は、逆に話者の判断がくる傾向があります。

まとめ

ここでは、文と文をつなぐ重要な役割を持っている連結語尾「-라면」「-다면」「ㄴ/는다면」「-자면」の使い方と違いなどについて豊富な例文を用いて解説しました。例文・解説をしっかり読み、仮定を表す連結語尾「-라면」「-다면」「ㄴ/는다면」「-자면」の正しい使い方を学び、表現力アップに繋げましょう。

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