韓国語連結語尾⑲「-다시피」の使い方を詳しく解説

ここでは、文と文をつなぐ重要な役割を持っている連結語尾「-다시피」の使い方と類似表現との違いなどについて豊富な例文を用いて解説しています。この記事を読むことで「~した通り」「~ように」の意を表す連結語尾「-다시피」の正しい使い方を学び、表現力アップに繋げましょう。

目次

「-다시피」の使い方

「~した通り」の意を表す

「알다 / 分かる」「보다 / みる」「 느끼다 / 感じる」「짐작하다 / 察する」等知覚を表す動詞の語幹、「-시/으시」について、「~した通り」の意味で、聞き手が既に知っていることと同じであることを表す連結語尾です。

接続

終声(パッチム)の有無に関係なく動詞の語幹 + 다시피
시/으시 + 다시피

보다시피 이 회사 분들은 하루종일 서서 일한답니다.
御覧の通りこの会社の方々は一日中立って働いています。

실제로 보셔서 아시다시피 이건 품질이 좋은 상품입니다.
実際に御覧になってお分かりの通りこれは品質の良い商品です。

너도 알다시피 난 한다면 하는 사람이야.
君も知っている通り僕はやると言ったらやる人だよ。

「~ように」の意味を表す

動詞の語幹・「-았/었/였」・「-겠 」について、「~ように」の意味で、ある動作・状態に近いことを表す連結語尾です。

接続

終声(パッチム)の有無に関係なく動詞の語幹 + 다시피
-았/었/였 + 다시피
-겠 + 다시피

다이어트를 매일 굶다시피 하는 사람들이 많아요.
ダイエットを毎日食事を抜いて行う人が多いです。

논문을 쓰느라고 밤을 새우다시피 했어요.
論文を書くためにほぼ毎日徹夜しました。

일본에 와서 처음 몇 달은 친구 집에서 살다시피 했어요.
日本に来て最初の何か月は友達の家に居候していました。

「-다시피」と類似表現「-듯이」との違い

「-다시피」も「-듯이」も後文の事柄が後文の事柄と同じであることを表す表現です。文語でも口語でも用います。では、違いを見てみましょう。

①慣用的用語で似ている事実を比較して言うとき「-듯이」は用いることができますが、「-다시피」は用いることができません。
「-듯이」の使い方・慣用表現等は韓国語連結語尾⑱を参考にしてください。

雨降るように汗が流れる。
땀이 비오듯이 흐른다 .(〇)
땀이 비오다시피 흐른다.(×)

彼は湯水のようにお金を使う。
그는 물 쓰듯이 돈을 쓴다.(〇)
그는 물 쓰다시피 돈을 쓴다.(×)

②「-듯이」は形容詞の後ろに来ることができますが、「-다시피」はできません。

人々が顔が違うように性格も違う。
사람마다 얼굴이 다르듯이 성격도 다르다.(〇)
사람마다 얼굴이 다르다시피 성격도 다르다.(×)

その子は不思議そうに万華鏡を覗いた。
그 아이는 신기한 듯이 만화경을 들여다보았다.(〇)
그 아이는 신기하다시피 만화경을 들여다보았다.(×)

まとめ

ここでは、文と文をつなぐ重要な役割を持っている連結語尾「-다시피」の使い方と類似表現との違い等について豊富な例文を用いて解説しました。例文・解説をしっかり読み、連結語尾「-다시피」の正しい使い方を学び、表現力アップに繋げましょう。

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