韓国語連結語尾㉑「-다가」「-아/어/여다가」の使い方を詳しく解説

ここでは、文と文をつなぐ重要な役割を持っている連結語尾「-다가」「-아/어/여다가」の使い方、また「-아/어/여다가」と類似表現「-아/어/여서」との違いなどについて例文を用いて解説しています。この記事を読むことで連結語尾「-다가」「-아/어/여다가」の正しい使い方を学び、表現力アップに繋げましょう。

目次

「-다가」の使い方

接続

終声(パッチム)の有無に関係なく用言の語幹 + 다가
「이다」の語幹 + 다가
시/으시 + 다가
-았/었/였 + 다가

動作・状態の入れ替え

ある行動や状態などが中断され、他の行動や状態に変わることを表す連結語尾です。

먹다가 갑자기 뛰어나갔다.
食事の途中に急に飛び出していった。

공부하다가 잠이 드는 경우가 많습니다.
勉強する途中に寝てしまうことが多い。

오늘은 흐리다가 맑겠습니다.
今日は曇りのち晴れでしょう。

ある動作の進行中に次の動作が行われる

ある行動が行われている最中に他の行動が現れることを表す連結語尾です。

학교에 가다가 발을 삐었다.
学校にいく途中足をくじいた。

책을 읽다가 옛날 생각이 났다.
本を読んでいて昔のことを思い出した。

친구와 이야기를 나누다가 전 남친이 유학 갔다는 얘기를 들었어요.
友達と話をしている最中に元カレが留学に行ったという話を聞きました。

原因・根拠になる

前の言葉が後ろに来る言葉の原因・根拠になることを表す連結語尾です。

①요리를 하다가 손을 베었다.
料理をしていて手を切った。

②이런 날씨에 창문을 열고 잤다가 감기 걸리면 어쩌려고 그래?
こんな天気に窓を開けて寝て風邪引いたらどうする?

③공부는 안 하고 놀기만 하다가 대학 못 갔다.
勉強はしないで遊んでばかりいて大学に行けなかった。

例文①②はある行動が行われている最中に他の行動が現れたというニュアンスもありますが、前の言葉が後ろに来る言葉の原因・根拠であるという意味合いが強く、原因・根拠でみなしたほうがより適切だと言えるでしょう。

例文③は前の言葉が後ろに来る言葉の原因・根拠になると見なしたほうが適切でしょう。

二つ以上の事柄が交互に起きる

「-다가-다가」の形で、二つ以上の事柄が交互に起きることを表す連結語尾です。

요즘은 자다가 깨다가 할 때가 많다. この頃は寝起きする時が多い。

추웠다가 더웠다가 하는 것이 갱년기 증상이라고 하네요.
寒かったり暑かったりするのが更年期症状だそうです。

이 책을 읽는 내내 울다가 웃다가 했어요.
この本を読む間ずっと泣いて笑っていました。

「-아/어/여다가」の使い方

ある行動を行ってからその結果をもって、ほかの場所で次の行動を順次に行うという意を表す連結語尾です。

接続

「ㅏ,ㅗ」母音で終わる動詞・形容詞の語幹 + 아다가

「ㅏ,ㅗ」以外の母音で終わる動詞・形容詞の語幹 + 어다가


「하다」又は「 하다」が付く動詞の語幹
+ 여다가、「하다」の「하」と「 여야」が結合した「하여다가」は「해다가」と略されることもあります。

例文

어제는 속이 너무 안 좋아서 약 사다가 먹었습니다.
昨日は胃の調子が悪くて 薬を買ってきて飲みました。

도서관에서 책을 빌려다가 매일 자기전에 아이에게 읽어 주었다.
本を図書館で借りてきて毎晩寝る前に読み聞かせをした。

장미꽃 한아름 가져다가 그녀에게 주면 좋아할까?
バラの花を一抱え持ってきて彼女にあげたら喜ぶかな?

냉장고에서 맥주를 꺼내다가 할아버지께 드렸다.
冷蔵庫からビールを出してきておじいちゃんにあげた。

「-아/어/여다가」の使用上の注意点

「-아/어/여다가」の後ろには他動詞が来ます。

케이크를 만들어다가 다 같이 먹었다.
ケーキを作ってきて皆で食べた。

돈을 찾아다가 어머니께 드렸다.
お金おろして母にあげた。

「-아/어/여다가」は、前文と後文の主語が同じです。

언니가 돈을 찾아다가 (언니가) 어머니께 드렸다.
姉がお金おろして(姉が)母にあげた。

「-아/어/여다가」は、前文の動作と後文の動作の行われる場所が違います。

(은행에서)돈을 찾아다가 (은행이 아닌 어딘가에서)어머니께 드렸다.
(銀行で)お金おろして(銀行でないどこかで)母にあげた。

「-아/어/여다가」は、ある行動を行ってからその結果をもって次の行動を行います。

돈을 찾아다가 (찾은 돈을)어머니께 드렸다.
お金おろして(おろしたお金を)母にあげた。

「-아/어/여다가」と類似表現「-아/어/여서」の違い

「-아/어/여다가」は、ある行動を行ってから、その結果をもってほかの場所で次の行動を順次に行うという意を表します。

「-아/어/여서」は、前の言葉と後ろの言葉が順次に起こるという意があります。

では、「-아/어/여다가」と「-아/어/여서」の類似点と違を見てみましょう。

약을 사다가 먹었어요.
薬を買ってきて飲みました。(〇)
약을 사서 먹었어요.
薬を買って飲みました。(〇)

①類似点

前後の動作は密接不可分な関係にあり、先行動作と後続動作は時系列で繋げなければなりません。

②違い

「약을 사다가 먹었어요」は、先行動作と後続動作が行われた場所が違います。薬を買った場所が薬局であるなら、薬を飲んだ場所は薬局ではない何処かであるという事を文で読み取れます。

「약을 사서 먹었어요」この文からは、先行動作と後続動作が行われた場所が同じだったのか違ったのか分かりません。薬は持っていたものでももらったものでもなく、買ったものであり、「買って飲んだ」ことを表しています。

まとめ

ここでは、文と文をつなぐ重要な役割を持っている連結語尾「-다가」「-아/어/여다가」の使い方、また「-아/어/여다가」と類似表現「-아/어/여서」との違いなどについても例文を用いて解説しました。例文・解説をしっかり読み、連結語尾「-다가」「-아/어/여다가」の正しい使い方を学び、表現力アップに繋げましょう。

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