ここでは、文と文をつなぐ重要な役割を持っている連結語尾「-며/으며」「-면서/으면서」の使い方と2つの表現の違い、類似表現との違いなどについて豊富な例文を用いて解説しています。この記事を読むことで連結語尾「-며/으며」「-면서/으면서」の正しい使い方を学び、表現力アップに繋げましょう。
「-며/으며」の使い方
接続
終声(パッチム)のない用言の語幹 + 며
終声(パッチム)のある用言の語幹 + 으며
終声(パッチム)が「ㄹ」の動詞の語幹+며
「이다」の語幹 + 며
–시/으시 + 며
並列を表す
2つ以上の動作・事実・状態を並べてることを表す連結語尾です。
모든 지원자들에게 왜 이 회사를 선택했으며 목표는 무엇인지를 물었다. / すべての応募者に何故この会社を選択し、目標は何かを聞いた。
산 정상의 공기는 깨끗하며 맑다. / 山の頂上の空気はきれいで、すがすがしい。
同時進行を表す
前の動作に続いて後ろの動作が相次いで行われたり同時に行われる事を表す連結語尾です。主に前文と後文は同一主語です。
음악을 들으며 공부한다. / 音楽を聴きながら勉強をする。
그 아이는 발을 동동 구르며 울었다. / その子は地団駄を踏みながら泣いた。
그녀는 웃으며 이렇게 말했다. / 彼女は笑いながらこう言った。
「-면서/ 으면서」の使い方
接続
終声(パッチム)のない用言の語幹 + 면서
終声(パッチム)のある用言の語幹 + 으면서
終声(パッチム)が「ㄹ」の動詞の語幹+면서
「이다」の語幹 + 면서
–시/으시 + 면서
同時進行を表す
2つ以上の動作や状態が同時に行われる事を表す連結語尾です。主に前文と後文は同一主語です。
그는 항상 텔레비전을 보면서 밥을 먹는다. / 彼はいつもテレビを見ながらご飯を食べる。
그건 검으면서 붉은 빛을 띠고 있었다. / それは黒いながら赤い色をしていた。
친구를 기다리면서 책을 읽었다. / 友達を待ちながら本を読んだ。
対立関係を表す
2つ以上の動きや事態が互いに対立し合う関係にあることを表す連結語尾です
사정을 뻔히 알고 있으면서 왜 침묵하고 방치했을까? / 事実を知っていながらなぜ沈黙して放置したのかなあ。
집에 있으면서 없는 척하는 것을 일본어로 「이루스」라고 한다. / 家に居るのに居ないふりをすることを日本語で「居留守」という。
실패할 줄 알면서 하는 이유는 무엇일까요? / 失敗すると分かっていながらやる理由は何でしょうか。
「-며」と類似表現「-고」の違い
*並列の意味のある「-며」と「-고」は置き換え可能です。
*「-며」は書き言葉で、公的文書等で使われる場合が多いです。
*口語では「-며」より「-고」のほうがよく使われます。
「-며/으며」「-면서/으면서」の違い
*動作の同時進行を表す「-며」と「-면서」は大体置き換え可能です。
*口語ではどちらかというと「-며/으며」より「-면서/으면서」のほうがよく使われます。
並列の意味の「-며」と同じ状態にある意味の「-면서」は大体置き換え可能ですが、ニュアンスが違います。
まとめ
ここでは、文と文をつなぐ重要な役割を持っている連結語尾「-며/으며」「-면서/으면서」の使い方と二つの表現の違い、類似表現との違いなどについて豊富な例文を用いて解説しました。例文・解説をしっかり読み、連結語尾「-며/으며」「-면서/으면서」の正しい使い方を学び、表現力アップに繋げましょう。