韓国語で「さようなら」など別れ際の挨拶言葉について詳しく解説

アニョハセヨ! 今回は韓国語で「さようなら」を伝える時にどう伝えるのかについて解説します。別れ際の挨拶言葉といえば日本語にも「さようなら」、「じゃあね」、「明日また」、「どうもお疲れさまでした」等様々なパターンがあるのと同様、韓国語にも別れ際の挨拶言葉の様々なバリエーションがあります。本文中で幾つか例文を挙げていますので一緒に勉強していきましょう。

韓国語の「さようなら」は別れる両者の年齢、関係性、場面、状況などにより使い方が違いますので、今回は挨拶言葉を大きく3つに分けて説明を行います。

① 丁寧な言い方 안녕히 계십시오(계세요)/ 안녕히 가십시오(가세요)
② その他の別れの言い方(場面ごと表で)

③ 外出する人を送り出す際の言い方                           

目次

丁寧な言い方 안녕히 가십시오(가세요)/ 안녕히 계십시오(계세요)

韓国語で「さようなら」と言えば一般的なのが、「안녕히 가십시오(가세요)」 「안녕히 계십시오(계세요)」です。

「안녕히 가십시오(가세요)」は、残る人が去っていく人にかける言葉で、「안녕히 계십시오(계세요)」は去っていく人が残る人にかける言葉です。「 가세요/계세요」は「 가십시오/ 계십시오」より、ややくだけた言い方で会話でよく使われます。

韓国社会は上下関係が厳しいので、初対面などであまり親しくない人には
「안녕히 가십시오/안녕히 계십시오」を使った方が無難です。

その他の別れの言い方(場面別)

韓国語の「さようなら」は別れる際に残る人なのか、去っていく行く人なのかにより使う挨拶言葉が違うだけではありません。使う場面、さようならを言う相手との関係性によっても使う言葉が違います。

表にまとめましたので、その使い方を下の表で見てみましょう。

タクシー、街なか、バスの中で別れる際は両方とも、離れる(帰る)ので「가십시오 / 가세요」など行くという動詞でできた挨拶言葉を使います。

「들어가세요」という言葉について

ドラマなどで人と別れる時、電話を切るとき「들어가세요」を使う言葉を聞いたことあると思いますが、「들어가세요」は命令形で、一部の地域だけで使用する言葉であるゆえ避けた方が無難でしょう。特に目上の人、親しくない人には使わない方がいいです。【「표준 언어 예절」(국림국어원2011)参照】

外出する人をおくりだすときの挨拶言葉

外出する人を送り出す際の挨拶言葉は「다녀오다」と「갔다오다」の2つ単語を使っています。

「다녀오다」と「갔다오다」 は「行ってくる」という意味の上では大きな差はありませんが、「갔다오다」は友達・家族同士で使う場合が多いです。

ちなみに 「표준 언어 예절」(국림국어원2011)家庭内での会って別れる際の挨拶言葉で「갔다오다」を使った挨拶言葉は語感が良くないとし、「다녀오다」を薦めています。

ネイティブっぽく言ってみよう

「우리 언제 밥 한번 먹자 / いつかに食事しよう」 
「다음에 또 한번 보자 / 今度ぜひまた会おう」

「우리 언제 밥 한번 먹자 / いつかに食事しよう」 は 、本当に御飯を食べようという意味ではなく、機会があったら一回会おうという意味で別れを惜しむ時、十分にお話ができなかった時などにこのように別れの挨拶をします。

例:
A :우리 언제 밥 한번 먹자
B:응, 그래 ,그러자. 잘 가 ~
A:응, 그래 ,잘 가 ~

まとめ

韓国語の「さようなら」は別れる際に、残る人は去っていく人に「안녕히 가십시오(가세요)」、去っていく行く人は残る人に「 안녕히 계십시오(계세요)」を使います。丁寧で誰に使っても無難な言い方ではありますが、韓国の人たちは「さようなら」を使う場面、さようならを言う相手との関係性によって語尾を替えたりしますので、もっとネイティブっぽく使いこなすには表をしっかり覚えて積極的に使ってみましょう。

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