アニョハセヨ!今回は「より」の韓国語文法について一緒に勉強していきましょう。この記事を読み理解すれば韓国語の「より/보다」を使いこなせるようになります。
差があるものを直接比較する 2つの文型
文型 1
AはBより~だ / A는 B보다 ~
文型 2
BよりAのほうが~だ / B 보다 A이・ 가~
助詞보다は
※ 体言の後ろにつけます。
※ 差があるものを直接比較する際に用います。
※ 比較する対象について「~に比べて」の意味を表します。
※比較の基準を示します。
文型2の日本語の「~のほう」は比較対象を強調します。
韓国語の場合は日本語の「~のほう」にあたる語句は入らず助詞「~が/이・가」のみで表現しますが、後ろに「もっと/더、もうちょっと/좀 더」などの副詞を用い、比較対象を強調することができます。
AはBより~だ / A는 B보다 ~
彼は私より背が低いです
그는 나보다 키가 작습니다.
ソウルは東京より寒い
서울은 도쿄보다 춥다.
このキムチはあのキムチより辛い
이 김치는 저 김치보다 맵다.
BよりAのほうが(もっと)~だ / B 보다 A 이・ 가(더) ~
日本語で「もっと」を入れて表現することが多いのと同様、韓国語でも「もっと/더」を入れて表現する場合が多いです。
昨日より今日のほうがもっと涼しい
어제보다 오늘이 더 시원하다.
あの人より君のほうがもっと人気がある
저 사람보다 니가 더 인기가 있다.
先月より今月のほうがもっと忙しい
지난 달보다 이번 달이 더 바쁘다.
文型1と文型2の比較例文
副詞보다/より、もっと、いっそう
ここでの副詞「より/보다」は、ある時点・レベルに比べて「より一層」を意味するもので後に続く言葉をより強く表現する語です。
보다 나은 생활을 하기 위해 노력하고 있다.
よりよい生活をするために頑張っている。
보다 정확한 선택을 하기에는 시간이 필요하다.
より正確な選択をするには時間が必要だ。
올림픽 표어:보다 빠르게、보다 높게、보다 힘차게.
オリンピックの標語:より速く、より高く、より強く。
まとめ
ここでは、助詞としての「より/보다」と、副詞としての「より/보다」の使い分けをしっかり見極めることが大事です。
助詞としての「より/보다」は単独では使えず、必ず体言とセットで使われますが、副詞は単独で使うことができるので見極めのポイントにもなります。