韓国語の助詞「てにをは」（は、が、を、と）は日本語と似た語順を持ちますが、助詞の使い方に注意が必要です。この記事では、パッチムの有無で変化する助詞と変化しない助詞についてまとめました。この記事を読むことで、正しい韓国語の「てにをは」を身につけることができ、自信をもって韓国語でのコミュニケーションをとることができます。
おさらい
●名詞とは モノ、人などの対象を指す名称のこと
●助詞とは 「～は」や、「～を」など語と語をつないで言葉に肉付けをする語のこと
パッチムの有無で変わる助詞
| パッチムの 有無で 変わる語 | パッチムなし | パッチムあり | |
| ～は | 는/은 | 저는 학생입니다 私は学生です。 | 여동생은 대학생입니다. 妹は大学生です。 |
| ～が | 가/이 | 친구가 먹었습니다. 友達が食べました。 | 남동생이 먹었습니다. 弟が食べました。 |
| ～と | 와/과 | 나와 갑니다. 私と行きます。 | 여동생과 갑니다. 妹と行きます。 |
| ～を | 를/을 | 오빠를 불렀습니다. 兄を呼びました。 | 그 사람을 불렀습니다. その人を呼びました。 |
| ～で | 로/으로 | 전차로 갑니다. 電車で行きます。 | 숟가락으로 먹습니다. スプーンで食べます。 |
文法のたしかめ
| ～が | ～は | ～と | ～を | ～で | |
| 우유 牛乳 | 우유가 | 우유는 | 우유와 | 우유를 | 우유로 |
| 꽃 花 | 꽃이 | 꽃은 | 꽃과 | 꽃을 | 꽃으로 |
| 술 酒 | 술이 | 술은 | 술과 | 술을 | 술로 |
「～で」は、前の名詞の最後の文字にパッチムがあると「으로」がきます。
ただし、前の名詞の最後の文字のパッチムが「ㄹ」の時は「로」がきます。
例文１
私は毎日自転車で学校へ行きます。
저는 매일 자전거로 학교에 갑니다.
韓国の人たちはスプーンでご飯を食べる。
한국 사람들은 숟가락으로 밥을 먹는다.
お酒で傷口を消毒した。
술로 상처를 소독했다.
パッチムの有無に関係しない助詞
| ～に | 에 | 서점에 갑니다. 本屋に行きます。 | |
| ～の | 의 | 그의 동생. 彼の弟 | |
| ～も | 도 | 그 사람도 왔습니다. その人も来ました。 | |
| ～と | 하고 | 친구하고 저. 友達と私 | 와/과 よりも口語的 |
| ～から | 부터 | 아침부터 저녁까지. 朝から晩まで | |
| ～に | 에게 | 친구에게 보내다. 友達に送る。 | 人、動物の表現に用いる |
| ～に | 한테 | 언니한테 잘 해요. お姉さんによくしてあげてください。 | 에게 より口語的 |
| ～まで、までに | 까지 | 4시까지 4時までに | まで、までに |
| ～で、～から（場所） | 에서 | 백화점에서 쇼핑합니다. デパートで買い物します。 —————————— 집에서 역까지 家から駅まで | （場所）で・（場所）から —————————– 場所（から～まで） |
| ～から （時間） | 부터 | 두 시부터 ２時から —————————— 두 시부터 세 시까지 二時から三時まで | （時間）～から —————————– 時間（から～まで） |
| ～から | 에게서 | 그 사람에게서 온 편지. その人から来た手紙 | （人）からの時に用いる |
| ～から | 한테서 | 친구한테서 전화가 왔습니다. 友達から電話が来ました | （人）からの時に用いる 【口語的】 |
場所の「から～まで」は「에서～ 까지」
時間の「から～まで」は「부터～ 까지」
人からの時には「에게서」、口語では「한테서」を使うので間違えることないようにね！
例文２
家から学校まで20分かかります。
집에서 학교까지 20분 걸립니다.
コロナに感染し朝から晩まで高熱が出た。
코로나에 감염되어 아침부터 저녁까지 고열이 났다.
その人から来た最後のメッセージがこれです。
그 사람에게서 온 마지막 메세지가 이것입니다.
あの友達から聞いた話です。
저 친구한테서 들은 이야기입니다.
まとめ
韓国語の語順が日本語とほぼ同じなので、対応する助詞を覚えておけば、肉付けされたしっかりした文が作れるようになります。自分で文を作ってみた方が覚えが早いと思いますので、たくさん作ってみましょう。
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