助詞は、単独では使えませんが、語と語、語と述語の関係を表し、言葉にいろいろな意味を付け加える品詞で、会話の方向性をコントロールする大切な役割を担っています。助詞を正しく覚え、使うことでより自然な韓国語の表現が可能となり、コミュニケーションがしやすくなります。
ここでは助詞に関する過去記事をまとめ整理したものを紹介していきます。
韓国語学習者必見の記事です。
助詞とは
体言や副詞、語尾などについ、その言ほかの言葉との文法的関係を表したりその言葉の意味を助ける品詞です。
体言(체언)とは
文の中で主語などの機能を果たす名詞、代名詞、数詞類で概念を表し、活用はありません。
名詞(명사):
의사 / 医者
학생 / 学生
집 / 家
代名詞(대명사):
이것 / これ
여기 / ここ
나 / 私
数詞(수사):
하나 / ひとつ
둘 / ふたつ
일 / いち
副詞(부사)とは
用言又はほかの言葉の前においてその意味をはっきりする品詞です。
活用できません。「매우/とても」「아마/多分」などです。
語尾(어미)とは
用言などが活用して変化する部分を言います。
「가다」「가고」「가며」の中の「다」「고」「며」等です。
は、が、を、と等17個の助詞のまとめ
助詞「보다/より」の使い方
AはBより~だ / A는 B보다 ~
BよりAのほうが~だ / B 보다 A이・ 가~
助詞「의 / の」の使い方
縮約される「의」
省略される「의」
省略しない「의」
「~との」「~での」「~からの」「までの」等「の」が付く14の助詞のまとめ
助詞の後ろに「의/の」が付く場合
日本語と韓国語同じ使い方ができる「의」
限定的に韓国語同じ使い方ができる「의」~への
日本語と韓国語では明らかに使い方が異なる「의」
助詞「で」の使い方
場所を表す「で」➡「에서」
手段・方法・材料を表す「で」➡「로/으로」
原因・理由を表す「で」➡「로/으로」
数量限定の意に手段のニュアンスが加わった「で」➡「로/으로」
単に数量を限定する「で」➡「에」
人の数を限定する「で」➡「서」
「へ」の使い方3種類
動作・作用の向けられる方向を表す時の「へ」➡「 로 / 으로 」
動作・作用の向けられた相手を表す時の「へ」➡「에게 / 께」
動作・作用を受けた事物の存在場所を表す時の「へ」 ➡「 에」
「から」の使い方7種類
動作・作用の起点が場所の時の「から」➡「에서」
動作・作用の起点が開始時点の時の「から」➡「부터」
動作・作用の起点が人を表す時の「から」➡「에게서」「한테서」
動作・作用の経由点を表す時の「から」➡「로 / 으로」
事物の順序・範囲を表すの時の「から」 ➡「부터」
原因・理由を表す時の「から」 ➡「로 / 으로」
材料・構成要素を表す時の「から」➡ 「로 / 으로」
「だけ・のみ・しか」の使い方
「だけ」の意味を持つ「 만 」
「しか」の意味を持つ「밖에」
「のみ」の意味を持つ「뿐」
「も」の「도」「나 / 이나」の使い方9種類
1 同類を表す「も」➡「도」
2 例外でないことを表す「も」➡「도」
3 数量が多いことを表す「も」➡「나 / 이나」
4 疑問詞などについて肯定文の中で全面肯定を表す「も」➡「나 / 이나」
5 疑問詞・数字の1(例:ひとつもない)などについて否定文の中で全面否定を表す「も」➡「도」
6 否定文の中でその数量・程度に達してないことを表す「も」➡「도」
7「AもBも」の形でどちらもの意味を表す「も」➡「나 / 이나」
8「AもBもない」の形で同等であることを表す「も」➡「도」
9「AもAだから / AもAなので / AもAだけに」の形で理由を表す「も」➡「도」
まとめ
助詞は、単独では使えませんが語と語、語と述語の関係を表し、言葉にいろいろな意味を付け加える品詞であり会話の方向性をコントロールする大切な役割を担っています。助詞を正しく覚え、使いこなすことは韓国語学習者、または韓国語話者にとって非常に重要です。助詞を正確に使うことで、より自然な韓国語の表現が可能となり、コミュニケーションがしやすくなります。助詞をしっかり覚え、韓国語スキルアップにつなげていきましょう。